俺とおかん

暇やったし、おかんをからかって遊んでみた。

俺「おかん若い時モテたやろ~」

おかん「何で過去限定なん?今もいけてるやん。」

…Σ(゚д゚lll)

さすが俺のおかんや。
いきなりぶっこんでくれるぜ。

俺「今の話はリアルで怖いから若い時の話して~や。」

おかん「長くなるで…」

俺「ゴクリ…。ちょっとトイレ行って風呂入るし、待ってて。」

俺は準備万端で望む決意をした。

が、予想外のおかんのマジな目つきにシラフで聞くのは、危険やと思った。

準備運動のつもりなのか、何故か歯磨きをし始めたおかんを置いて、とりあえず滅多に飲まへんビールを買いにコンビニに出かける。

コンビニから帰ってきて、おかんの話を聞き始める。
もちろん、酒のつまみはおかんの話だ。

俺「おかん、待たせたな。始めてくれ。」

おかん「その言葉待ってたわ。あんたには、いつか言わなアカンと思ってたんやけどな…」

(めんどくさい絡みやなぁ…アカンやつや。コレ。)

おかん「お母さんが生まれたのは、昭和28年で…」

俺「いや、生い立ちとか良いし、はよ本題入ってよ。」

おかん「実はお父さんと出会うまでに2~3人付き合った事あってん。

俺「前フリの割りには意外と少ないなぁ。ほんで、2~3人って何やねん。12~13人と訳ちゃうで。2か3かぐらい覚えといて~や。悪い女やなぁ。」

おかん「いや、どっからが彼氏になるのかわからんくて。」

俺「ええ年して彼氏とか単語使うなよ。リアルすぎるわ。」

おかん「女はいくつになっても女やねん。」
(息子にこのセリフを言える親がどれだけいるであろうか)

俺「男は?」

おかん「男は、いつまでも少年でいてほしいなぁ。」

俺「俺は永遠の少年や。」

おかん「あんたは良い男や。」

俺「知ってる。」

おかん「ちょっと話長くなりそうやし、お母さんもお風呂入ってくるわ。」

おかんが風呂入りに行ったし、続きはまた今度…

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