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「頑張れよ」は毒に、「頑張ってますね」は薬になり得る。

頑張れ!は時に毒となり
頑張ってるね、は時に薬となる。

先日、友人との会話で、ヒーリング法の一つとして「頑張ってるね」と、自分や家族やペットに声かけをする方法を話していた時のこと。

話が終わらないうちに
「頑張るって言葉、使っちゃダメだから使わない方がいいよ。そう聞いたから」
と、誰発信の意見か謎な指摘を受けました。

確かに、精神疾患を持っている方には超禁句の「頑張れ・頑張る」という意思表示やエールの言葉。
ただのエールではなく、既に頑張っている人たちにとっては毒となり得る言葉。
相手を追い詰める言葉。

私自身も、仕事のスキルアップのために無理難題を押し付けられてヒーヒーしていた頃に

元同僚の女性から能天気に「へー、頑張ってー」と、お菓子を頬張ってお尻をボリボリ掻きながら言われたことがあります。

「いや、私は毎日頑張ってるよ。お前はどうなんだよ。これ以上何を頑張れっていうんだよ!」と思った数日後に過労で倒れました😅
その時にいた会社では遅刻常習犯部長の酷いセクハラもあって、納期がキュウキュウの案件だらけでした。(過労とセクハラで一年足らずで辞めましたが)

20代の頃のことです。

それ以降、他人任せな「頑張れ」の応援に、拒否反応が💦
成果を上げなきゃ…スキルを磨かないと…と、切羽詰まり完全な鬱病状態でしたね。

実際、心理学の授業でも「安易に頑張れを使わないこと」と、後に指導を受けました。

あれですね。
その人の想いや体験なんて、外にいる人は本当の意味ではわからないんですよ。
全て理解するなんて無理なこと。でも、理解したいと思ってます、という傾聴の姿勢が大事なわけで。

オッサンが、お茶の間でお酒かっ喰らいながら、お尻カキカキし、テレビの野球中継みて
「おい、ビールおかわり!メシはまだか?おい!…なーんだ今日の野球は!そこ、なんでそんな甘い球も打てねぇんだよ!頑張れよ。
それよりメシはまだか!」
みたいなね。無責任な頑張れね。お前が打席立ってみろよっていう、ね。ビールくらい自分で冷蔵庫からだせよって。

コレ、熟年離婚されます。

さーてーおーきー

そんなわけで、頑張るという単語を私が使うときは、それなりの思惑や深く考えた上でのチョイスということになります。
安易に使うわけがない☺️

カウンセラー業や占い業を数千、数万件とこなしていく中で、やがて私は気づいて行きました。

毒を持って毒を制す。
毒は妙薬となり得る。

どうやら、感情のしこりや、体の不調は
「あなた、十分よくやってますよ」
「よく頑張ってこられましたね」
「こんな仕事をこなすの、さぞかし大変だったでしょう。頑張られたのですね…」

と、声をかけると

クライアント様のオーラと全身から
全てのしこりや感情が

暑いストーブの上で溶ける雪玉のように

大粒の涙と共に解放されていったのです。

私は、その体験を、何百、何千ものクライアントさまとのやりとりで気づき、体感してきました。

きっと、言って欲しかったんですね。

本当は言ってほしい…
認めてほしいあの人から…


それは、上司やご主人や、1番愛して気遣ってほしい人なのでしょう。

「頑張ってるね」は、毒ではなく

今現在の生き方の肯定と、
過去の我慢してきた悲しい思いを溶かす
薬にもなり得るのです。

そして、
その言葉が
発する人のエナジーと共鳴しどんな思いからその言葉が贈られたのか…

ということでも、パワーが変わります。

と…
過去の自分の想いや体感と、
クライアントさま達からの元気になった姿をみて、私なりの思いを文字化してみることができました。

素晴らしい機会を与えてくれ、
いつも深い自己とのつながりを思い出させてくれる友人に感謝します💖

学びのチャンスは、
その時の1番学べる相手からふさわしい形をとってやってきます。

私に与えられたチャンスを、大切に使いたいと思います。

⁡ [注]
1. 頑張れと言われたら、それがどんな思いから贈られたのかを感じてみて。応援に感じたら受け取ればよし。無責任な叱責と感じたなら、受け入れなくてよし。

2. 頑張れより「ダメ」と全否定することを気をつけた方が良いかも。
叱責され続けた人は、他人にも同じことする。言われた方は不快になるが、可哀想な過去があるんだろうな…と、遠くから見守ろう。
気にするだけ損。

3. 人の話に被せるのは、普段「本当に聴いてほしい相手」に聞いてもらえないフラストレーション。思考もパンパン。健全なアウトプット要。
もしくは本当に大切な相手との関係修復や離別の段階。私なら自分のために全部やる。

#頑張れの功罪
#毒は妙薬になり得る
#メンタルブロック
#心の解放
#体の回復

子宮腺筋症という激痛難病と不妊治療をしながら女性のための占いやメンタルトレーニングを教える活動をしてます。「自分の軸」を整えると、パートナーともうまく行きやすくなり、子育てや人間関係もうまく行きやすくなり、やがて世界平和に繋がるとおもうのです。サポート費は今後の活動に役立てます!