便りがないのは元気な証拠、反応がないのはOKの証拠

唐突に書き出す。

年末あたりからだったかな?ある企画に携わることを決めまして。
まぁほとんど自分が言い出しっぺなもので「大枠こんな感じでやりませんか?ある程度の自由な幅も持たせてフレキシブルにやりましょう」という企画概要のようなものを書いて提出した。
ちゃんとそれぞれ「自分が参加する枠はここ」「コレは参加するけどこっちは無理です」という感じで賛同者が集まったので、OK、じゃあとにかくやってみましょう!と進めることにした。

集団は1割の働きアリと7割のアリと2割の何もしないアリに分かれる

社会人を長年やっていると、集団で仕事を進めるときには必ず「指揮を執り、全体を把握して、判断を下す存在」が必要になることがわかる。
自分が言い出しっぺなので、自分は「最悪最終的な責任は自分が取る」くらいの気持ちで動いている。
そして集団で何かをやろうとするとき、日本人は特に周りの空気を読んで遠慮がちになる。
遠慮しない時はたいてい「自分に利があるかそれに対して自信がある」とき。=全く悪いことじゃないむしろ良いことです。

だから「これやりたい人いますか?」と声をかけても黙る。反応がない。これが一番困る。
一応聞いてみるけどだいたいいつもそうなるだろうと予想は付くので、OK!想定内!として「自分はこういうものが良いと思うんですけどどうですか?」「これはこんなイメージなんですけどどうですか?」「文言はこんなの考えてみたんですけどどうですか?」
といくつか提案を出してみた。
ここで「僕はこういうのが良いと思うんです」と意見が出てきたら万々歳。
人間は何もないところで「で、どうしたい?」と聞いても戸惑う人がほとんどなのでまず「モノを見せる」ことが大事。
言葉で言っても3割くらいしか伝わらなくて、しかも同じ言葉でも全員が同じものを思い描いているわけがない。だから絵心皆無でも駆使して図で見せるように心がけている。

予想通りに「こういうのが良いと思います」と意見も出てきたり、案が出てきたりして「やったー!」と思った。
自ら動いてくれることは感謝しかない。それに個人的には動き出してくれた人に任せることにしてる。それは信頼の証だとも思っている。
良いと思います!お願いします!そしたらここはこうしますか?というキャッチボールで仕事は前に進んでいくと思っているから。

反省もする。立ち止まることの必要

進みが遅くなった段階でその仕事に関わってない人から客観的に見てどこでつまずいてるかを指摘してもらって、「しまったな~デッドラインについて話をせずに成果物のことばかり考えてたな…締め切りがわからないんじゃ手を出していいのかわからないよな」と猛反省して、即軌道修正もした。

なんとか少しずつだけど進み続けているし、ちょっと個人的に無茶もしてるんだけど私の最終的なゴールは「企画が形になってお目見えすること」としているので、できる無茶はします。ええしますよ。その代わり責任も被るつもりでいるし。

言葉を交わさなくちゃ私たちはどう分かり合えるの? by白鳥マイカ

さて、当たり前の話をします。
企画の推進に携わる方々は皆それぞれ「異なる人間」であり「異なる境遇」であり「異なる事情」を抱えています。
その「境遇」だとか「事情」はみんなに共有する必要もないと思うし、逆に察する必要もないと思っています。企画推進に支障が出ると自分で判断したのなら「コレコレこういう境遇・事情のためにできません/間に合いません/助けてください」と言えばいいだけのこと。そしたら周りが代打を決めるなり、代打を買って出ればいい。それが理想だと思うし、そういう環境じゃないといけないよね。※気を付けたいのは【代打がいつも同じ人になること】だけどこれは置いておいて。

私は最初、みんなそれぞれ事情があるしね、と見えてない事情を察しようとしていた。
「きっと忙しいんだろう/具合が悪いのかもしれないしな」=【だから反応がないんだろう】と無理やり自分を納得させようとしていた。そうした小さな「察し」や「無理やりな納得」や「我慢」は【反応がない】ことが続き大きなストレスになり、疑心暗鬼を生み出す。そして自分の体調悪化に伴いとんでもない方向へと思考がぶっ飛ぶ。

「きっと裏では”あいつ一人で勝手に進めてるけどなんなん?”とか”マジ話があっちこっち行って意味わかんないんだけど””え~もう一人でやればよくね?”とか思われてんだろうな」

事実そうかもしれない。でも待てよ?
そう思ってんなら「ちょっと話の展開が早くてついていけてないんで整理してもいいですか」ってぶった切ってもいいよね?
そう思ってんなら「想定してた企画と違いませんか、自分が思ってたのと違うんですけど!」って怒りをぶつけてもいいよね?
それをしないのはとどのつまり【どうでもいい】からなのかな?だとしたら【勝手に進む】のは逆に好都合なのでは?
などと、体調悪化&抱えた複数の案件&飲んでる薬でちょっとハイテンション&仕事だけじゃなくて私はプラべでもいろいろ準備したいことがあるのだが???という【私の事情】が暴発して私自身が【え、どうでもよくね?】となった。

便りがないのは元気な証拠ってことで、反応がないのはOKの証拠とし、私は私がゴールとしているところまでとにかく進むことにした。その後のことはその後に反省すればいい。
え、私はこの企画を形にしたいの。だって楽しみにしてるんだもの。

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