2019全豪オープン終了を受けて今後の女子テニス界を考察してみる。


 大坂なおみが全豪オープンを優勝し、グランドスラム連続優勝とランキング1位というビックインパクトから時間が経ちましたが、今になって考察しようと思ったきっかけは、大坂なおみ以外の今後の女子テニス界が変わるだろうと思われるプレイヤーがいたからです。当然今後のキャリアに希望と暗雲と両方いるわけですが。


 まずは準優勝のクビトバについて考察していこうと思います。今シーズンお腹周りがすっきりして、開幕からベストパフォーマンスを発揮しているわけですが、今後として不安になるのは試合数がかさみすぎてコンディションが不安定になることです。いつものパターンになると今年はあと1~2回の爆発で終わるわけで、これをクレーシーズン、グラスシーズン、北米ハードシーズンとコンディションを安定させていかないといけないわけです。ひとつ言えるのはこの好調状態のクビトバを振り切って大坂なおみが全豪を優勝したということです。


 今回の全豪で最大のサプライズといえばノーシードからベスト4進出したダニエル・コリンズである。ノーシードからベスト4いえばその後一発屋でパッとしないことになるのがまま多かったりするのだが(全豪でもヴァンダウェイやルチッチ・バローニなど)コリンズに関していえば今後のキャリアにも期待ができると予想したいと思います。その根拠としてはコリンズのトレーナーが中村豊さんだからです。この名前でピンとくる人はびっくりしていると思いますが、そうですシャラポワのトレーナーだった中村さんがコリンズ陣営に入りトレーナーをしているということです。つまり年間安定したフィジカルコンディションは約束されたようなものだと個人的には楽観的に捉えています。今後もツアー優勝やグランドスラムでの活躍も期待していいと思います。


 次はアニシモバです。昨シーズンブレイクしたサバレンカをストレートで圧勝した試合運びは17歳という若さ以上に完成されたテニススタイルをもっている。偏った強みがなくバランスがとれていて、今後オールラウンドプレイヤーとして完成するだろうと思われる。大村さんが早速大坂なおみのライバルに挙げているのも当然であると思う。


 ここからは全豪で今後が不安に感じているプレイヤーになりますが、それは今noteを書いている時点で今シーズン未勝利のカサキナである。試合を見る限りわかることといえば、単純にパワー負けしてフォアが浅くなってラリーの主導権を握られてのジリ貧負けといったところ。正直にいってフォアが浅ければスライスを主体としたテニスで相手のパワーを空回りさせる方向にもっていく必要があるのかもしれない。それともコンディションが回復しきってないのか、コンディションが戻ってくればフォアが深くなってめでたしめでたしとなれば心配はないが、3月のインディアンウェルズの準優勝、クレーシーズンと調子が戻らないようだと今シーズントップ10復帰はおろかオスタペンコばりにランキングを落とす可能性も考えないといけない。



 さて次回予告ではありますが、こんなに時間が空いてしまってあれですけれども、今後の大坂なおみ時代を具体的に考察していきたいと思います。正直にいって今後の女子テニス界における大坂なおみという存在があまりにも大きくなってしまったので、もはやなにをつけても大坂なおみ状態なので、対大坂なおみを考えても避けてはとおれないテーマであるだろうと思った次第です。


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