日本女子テニス界の未来について考察してみる。

 

もう五ヶ月前にもなるnoteになってしまうのだが、「女子テニスシングルスの平均レベルの高騰化について」で女子テニスのレベルが上がっていることを書いた。

 

 当然それは日本女子テニス界にも大きな影響を与えることになり、具体的にどのように変わっていくのかという考察である。(あまりに書くネタがないとはいえこれについて後出しじゃんけんになったら元も子もないので渋々のテーマでもある)


 女子テニスシングルスの平均レベルの高騰化についての続きから話を始めていこうと思いますが、身体的に恵まれた女子テニスプレイヤーが才能に溺れることなく、地道な努力を続けバランスのとれたプレイヤーが増えた結果、平均レベルが上昇している。これは身体的に170センチ未満がほとんどを占める日本女子テニスプレイヤーにとって苦しい展開になっている。


 以前は身体的に恵まれたプレイヤーはフィジカルを全面に活かして短所はおざなりにしたプレイヤーもそれなりにいた為、日本女子テニスプレイヤーは粘って相手のミスにつけこんでこれたわけだが、その戦略も使えなくなったといっていい。単純にパワー勝負に持ち込まれる展開。そのパワーに対抗する武器がなければシングルスで戦えることはできない。そういうわけで、ダブルスに主戦場を移す女子テニスプレイヤーも出始めているわけだが、その選択はある意味当然の結果とも言えるのではないか。


 そうなってしまえば、今後の日本女子テニス界はシングルスで活躍が見込めるプレイヤーがいなくなってしまうのかと悲観するのかもしれないが、そこは大坂なおみの活躍が日本女子テニス界の未来を映し出している。

 

 大坂なおみがグランドスラムを優勝し、当然日本全国のあちこちの学校でハーフの女子はあなたもテニスをやってみたらと言われているだろう。170センチ以上のハーフ女子がテニスで頭角を表すことになれば、それは第2の大坂なおみは言いすぎだとしても、今後日本女子テニス界からシングルスで活躍できるプレイヤーが途絶えることがなくなる心配をしなくてもいいのではないかと楽観できるのではないか。大坂なおみほどの才能はなくても大坂なおみより日本語が流暢に話せるのなら、悪いことではないと思う。こう考えると大坂なおみがあまり日本語が得意でないことが、未来のハーフ日本女子テニスプレイヤーのハードルを丁度よくしていて、大坂なおみが現役中に出てくれば一緒に日本女子テニス界をうまく盛り上げてくれるのではと思う。今後の日本女子テニス界は大坂なおみを筆頭としたハーフ女子で占められるのに複雑な感情を抱く人がいるのを否定はしないが、確実にこの流れになるのは自然であるといえよう。


 女子テニスのレベルは年を追うごとに着実にレベルが上がっているのだから。


#女子テニス #大坂なおみ


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