エバートとナブラチロワの2019年予想についてテニバカが考察してみた。


 新年一発目のnoteは穏やかに行くつもりでしたが、年初からどうにもモヤモヤしたものがあり、それがこのタイトルにあるエバートとナブラチロワが女子テニスについてあれこれと語る動画がWTA公式に毎年恒例となっていまして、2019年の女子テニスに関して自分も言うべきだと思った次第であります。


 エバートとナブラチロワは言わずとしれた女子テニス界のレジェンド中のレジェンドであり影響力はビリー・ジン・キングに次ぐ両巨頭。引退してもなおその眼力の鋭さで2018年の予想でもナブラチロワがカサキナ、エバートが大坂なおみと2人の躍進をズバリと当ててみせた。


 そして2019年にも2人が予想した人選に対してテニバカが思うことがあり1人ずつテニバカ考察も絡めていこうと思います。


 まずナブラチロワから挙げられた名前がサバレンカですが、彼女は2019年トップ10に入るでしょうとのこと。確かにサバレンカがポイントを稼ぎだしたのが2018年6月の芝シーズンからなので、2019年6月の芝シーズンまでにポイントを稼ぐチャンスが残されているわけで、可能性は大きいのは同意するわけだが、逆にいえば全仏終了後までにトップ10に入ることがなければ、そのままトップ10に入ることなくポイントを守ることとなりトップ10達成しない可能性もありうる話である。


 そしてサバレンカのコーチになったツルスノフとのコンビがよく昨年シーズン終盤のような大爆発を起こしグランドスラムを優勝する可能性も示唆していた。これも同意だが、テニバカ的には付け加えることがある。

 それはトップ10を達成し仮にグランドスラムを優勝することがあっても、安定した成績を残し続けることはないだろうと。それはテニバカ的女子テニスプレイヤー考察のオスタペンコを参照してほしい。彼女を考察したほぼすべてがサバレンカにも当てはまるからだ。


 それよりもサバレンカには不安要素がある。それはシャラポワを見ればわかりやすいと思うのだが、サバレンカはハードヒットプレイヤーであり、右腕に尋常ではない負担を強いているのである。シャラポワはこれまた尋常ではないメンタルで、右腕が壊れようともハードヒットを辞めることはせず、現在も試合をしては右腕を壊すのを繰り返しては結果を出してきた。サバレンカもこれに追従していて当然、右腕への蓄積疲労はかなり溜まっていると推察できる。左腕に大きなタトゥーをしているだけにハードヒットしている右腕のケアは出来てないと見るのが自然だからだ。つまり長期離脱する可能性が大きいと個人的には見ている。更にこれをダメ押す理由をしてはシャラポワに限らず、マディソン・キーズもサバレンカに近いタイプのプレイヤーであり、彼女も怪我が多く離脱時期が長かったりするのもこれに後押しをする。これに関してはこの時点で言っておかないと、後出しじゃんけんになってしまうのでサバレンカが長期離脱する前に指摘しておきたかった。コーチであるツルスノフもこれに関しては実際問題が起こってから対策を講じると思われるので、実際痛い目を見てからになるということか。



 次に2人が言及したプレイヤーがカロリーナ・プリスコバである。プリスコバはランキング1位経験者であり、2016全米女子シングルスのファイナリストでもある。つまり誰が見てもグランドスラムの優勝に近いプレイヤーである。そうはいいながら2017、2018とここ2年はトップ10をキープするにとどまり、インパクトは残せていない。個人的に思うのは2018年ウォズニアッキとハレプが無冠の女王を返上することに成功したわけだが、まだプリスコバはグランドスラムを優勝するための執念みたいなものを感じていない。プリスコバがグランドスラムをいずれは優勝することには何も異論はないが、じゃあ2019年プリスコバがグランドスラムを優勝できるかと問われたら、個人的には首を捻ることがある。プリスコバがグランドスラムでいつものように淡泊になることはなく、何が何でも優勝する執念をみせたとき、プリスコバはグランドスラムを優勝するのではないか。



 そして3人目にダークホースという言葉を挙げスビトリナの名前が挙がった。ひょっとするとサバレンカよりもプリスコバよりも先に優勝するのではないかと。これについてテニバカ的考察でスビトリナで書いたように、コーチがヒッティングパートナであるアンドリュー・バトルという大きなハンデを全く考慮していない。WTAツアーならそこまでコーチの力は必要ないのかもしれないが、グランドスラムではコーチの力なくして優勝することなどあり得ないと思っている。あのセレナでさえ、ムラトグルのコーチの力がなければ優勝回数がどこまで下がるのかわからないからだ。2人はスビトリナがファイナル優勝して階段を上がったことを言いたいのかもしれないが、未だグランドスラムでベスト4を達成していないプレイヤーに優勝候補は贔屓の引き倒しないしバイアスのかけすぎではなかろうか(大村さんすいません)


 エバート、ナブラチロワがこの3人を挙げるのなら、私テニバカはたった1人だけ挙げさせていただきます。


 それは大坂なおみが今年グランドスラム2勝目を飾る可能性が大きいということを予想しておきます。いわばエバートとナブラチロワとに勝手な勝負を仕掛けておきます。(まあ2人が見ることなど絶対にありえないでしょうから)


 皆さんが思っている以上にサーシャ・バジンコーチが凄いと自分は思っています。いずれムラトグルコーチをも超え、女子テニス歴代最高のコーチとして名声を築くことを確信しています。


#女子テニス #エバート #ナブラチロワ #サバレンカ #プリスコバ

#スビトリナ #サーシャ #大坂なおみ




 




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?