テニバカ的女子テニスプレイヤー考察(第1回大坂なおみ)

 

 以前のnoteから時間があいてしまったわけは、早くも女子テニスで書くネタがとりあえず思いつくところがないので、順不同で女子プロテニスプレイヤーを紹介していこうかなと。

 だたそこは普通に紹介しても面白くないので、テニバカ的というべき考察を入れてみようと思います。もし自分がコーチを出来るならこうするといったことを付け加えてみようと思います。


 さてスタートとなる第1回は大坂なおみから。


 元々180センチと破格のパワーを持つフィジカルに恵まれた存在と言える大坂なおみ。当然その恩恵は攻撃力に転換され、ポテンシャルは女子テニス界屈指と噂されていた。10代の頃はそのポテンシャルが爆発した時には目を見張るものがあったのだが、その粗さもあってトップ100を切りトップ50を切ったもののイマイチそこから伸び悩んでいたところがあった。


 その伸び悩みの時期が解消された理由が2018年シーズンからフルタイムコーチとして帯同しているサーシャ・バジンに他ならない。

 メンタルの改善はオンコートコーチング他でのポジティブシンキングを大坂なおみに伝染させようとしていたのはメディアで取り上げられていたので知っている人も少なくないと思うが、そもそも大坂なおみの改造計画はフィジカルトレーニング等でのウェイトダウンに成功し、高いレベルのフットワークを身につけたことによる圧倒的な守備力向上による攻防バランスのとれたプレイヤーへと変貌をとげた。いくらメンタルが改善されつつあるとはいえ土台がしっかりしていないことには、それだけで成績が劇的に上がるわけではない。


 安定した実力にメンタルの改善、そして元々の潜在能力の高さによる爆発力が全て結集したのが2018年の全米であったのはいうまでもない。

 それよりも大坂なおみの課題としてはWTAツアーでGSよりもモチベーションが高まらない中でいかにして安定した勝利を得られるかだったわけですが、それも全米優勝後、悪いなりのテニスのレベルが向上し、メンタルダウンしても、試合を投げ出さずに試合を最後までやりきれることによりツアーでも拾える勝利が増えてきている。これが見て取れたからこその大坂なおみ時代の到来を予言した根拠であるわけです。


 そしてメンタル面の課題もおいておくとなれば、あとは技術面ですが、やはりダブルスを碌にしてこなかったツケを払っているとしか思えないボレーの強化を挙げられるだろう。それにつけて対戦相手によってサーシャからの指示に答えられるようにループ、スライス、ドロップショットなどでのチェンジオブペース。これが実現すればネクストセレナから、完全にセレナ2世を襲名すべきタイミングはすぐ近くまできているのは間違いない。


 最後にここまで書いておいて大坂なおみがセレナ2世と言われるレベルに達したとなると、現在の女子テニス界で大坂なおみのライバルにたり得るプレイヤーは存在し得るのかといったところで纏めることになります。


 次のnoteはいつにそして何を書くのかわからないわけですので、次回予告でも毎回ここに付け加えていこうと思いますが、しばらくプレイヤー考察を続けていこうと思います。第2回のテニバカ的女子テニスプレイヤー考察は「エリーナ・スビトリナ」です。

 大村あつしさんのブログでも再三にわたり扱ってきたプレイヤーですが、改めてがっつりとスビトリナを掘り下げていこうと思います。(大村さん、スビトリナに対してテニバカに聞きたいことがありましたらコメントをお願いします)


 少し追記をしておきたいのですが、まだメディアなり専門家が大坂なおみにこの点だけ言及していないので、気がついたテニバカがここに記しておきたいのですが、大坂なおみは未だ喜びを爆発させることはないという所である。仮にランキング1位を達成しようが、キャリアグランドスラムを達成しようが、東京五輪の金メダルを獲得しようが、控えめに喜ぶにすぎない末恐ろしさである。大坂なおみが喜びを爆発させ勝利した後、大の字に寝転がる日がくるのだろうか。


#女子テニス #大坂なおみ


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