【高知#2 うなぎとカツオとときどき猫】RE:meets JAPAN
10/22 本を忘れて高知入り
10/23 うなぎー雲の上の図書館ー四国カルストー大洲
10/24 大洲ー宇和島ー四万十市
まずはモフらせて
大洲一泊は猫宿松楽さん。
朝から猫ちゃんたちは活発に動いている。
昨日会えなかったことを補うかのようにモフらせていただきます。
どの子も人見知りしなくて、「テテテテ、パタリ」と目の前で横になり「撫でろ」とやってきます。楽園か。
帰りたいけど帰りたくない!
どうしよう!
昨日晩、「いもたき」なる里芋の時期に河原で作るご当地グルメが季節の風物詩的にあると聞いて、来年またその時期にここへ宿泊しようと決めました。
後ろ髪を引かれる思いで、チェックアウトして3日目の旅をスタートします。
内子町へ
何もない田舎のタバコ屋の軒先のような場所にこの自販機はあります。
宿から30分車を運転して、50円入れてかえるを買って、また大洲に戻るの巻。
満足した。
こういうのって、見つけてから現地に行くまで「いつかこの現場に立つんだ」とイメージを膨らませていくのが好きです。
別に折り紙に思い入れもないのだけど、ただ行ってみたい。
お店が臨時休業で作っている人に会えなかったのが残念。
臥龍山荘へ
大洲は城よりも臥龍山荘に行きたかった。
小一時間ぼーっとして、冨永松栄堂本店に寄って、「志ぐれ」を買い込み、宇和島を目指しました。
鯛めしを目標に昼にはつきたかったのです。
宇和島鯛めし
宇和島までは高速道路が走っているから意外に近くて、1車線対向で追い抜けないこともあり、常に後ろから煽られ気味で、すぐに着いてしまいました。
朝ご飯がわりに、冨永松栄堂本店の志ぐれを2つ食べながら、
モチモチ食感のあずきバー。
もっと買ってきたらよかたと後悔。
BGMは古いiPodに入れてきたミスチル。
デザートに、昨日うなぎやさんで買ったみかんをつまむころには、
目的地の「ほずみ亭」へつきました。
宇和島鯛めしは松山で過去何度かいただきました。
いつか現地でと思っていての今回です。
鯛の刺身とタレと卵をまぜまぜして、ご飯にかけて食べるスタイルで、おそらくは漁師飯のひとつだったのかなと思います。
鯛は淡白な魚だし、船上で卵のコクが欲しくなる気持ち、わかる気がする。カツオをマヨネーズで食べたりするみたいなね。
土鍋炊きで1匹丸々炊き込むスタイルの方は、松山や広島などでみられるスタイルで、出汁も出るし、少しおこげを作ったりして香ばしさも出せたり、個人的にはこちらも捨てがたいなと思います。
見た目も派手だし、縁起もよいよね。
宇和島城も
腹パンなので少し運動しに宇和島城へ。
階段部分が大きさ違いの石造りなので、バランス取りながらの上り下りが思いのほかしんどかった。
ふもとに戻ってきたら脚がパンパン!
カフェでひと休みから、我慢できずに検索して飛び込みで整体へ。
ゴリゴリともみほぐしていただき、かろうじて復活。
いざ四万十市へ。
喜八と味劇場ちか
繁華街から少し離れた宿にチェックインし、
地元の有名店「喜八」に電話予約。バスに乗って飲みに出る。
バスでSuicaが使えなかった件で、運転手さんと話すようになり、
四万十市周辺の情報を得る。
喜八さんは、うちのお客さんから教わった店で実績間違いなし。
刺身の盛り合わせと青さの天ぷらをいただく。
刺身も当然おいしかったけど、青さの鮮烈な風味が、揚げ物なのに爽やかで不思議な感覚を覚えた。
メニューに「生命の刺身」とあったのですが、コレが鯵の事でその理由を考えながら飲んだけど、うまいこと思いつかず。
どこかもう一軒行きたかったので、早目に店を出た。
味劇場ちかさんは喜八よりも少し上品な店構え。
料理もこちらの方が私的には好みだったかも。
ガーリックバターの枝豆と、ゴリの佃煮、
隣席の地元のサラリーマンの会話をアテに、
四万十市の藤娘をいただいた。うめー。
締めに必ず頼もうと思っていた。焼きサバ寿司を。
見た目想像通り、脂が乗って香ばしく。
ひと口だけ残しておいた日本酒で、
最後に口中のサバ感を洗い流してから、お会計。
雨も降っていたし、まだnoteも仕上げてなかったので、タクシーを呼んでいただいて、宿まで帰って、本日の分を書き上げてから、大浴場へ。
少し広めのサウナがあって、入浴時間の最後なのもあってか、独り占めでゆっくりできた。
感謝を込めて、最後に、洗い場やオケ、椅子などをきれいに整えて全体的にお湯で流してから離脱。
いろいろとさっぱりできた。
この宿、カップラーメンが1個タダでもらえるサービスがあって、朝食もパンが無料で、22時までは無料ドリンクバーと、23時まで風呂上がりのアイスも無料。なかなかのコスパ。駐車場も無料だし、1人で四万十市だったら毎回ここでいいかも。
10/25 足摺岬ーめじかの里ー愛南市場食堂
足摺岬へ
本日は朝からまっすぐ足摺岬へGO。
ひたすら南へ。
先っちょは男のロマンだ。
宿の食パンを一枚とジャムを一個もらって、ドライブのおともにしつつ目指す。
旅が長くなってくると、こういう普通のたべものを途中にはさみたくなる。
また、近年は「その時食べたいものを食べよう」と思うので
時にはマクドナルドに入ったりもします。
時々食べたくなりませんか?マックのフィレオフィッシュ。
足摺岬では野良猫さんに遭遇。
おやつをもっていたので、全部リリース。
いっぱいおたべ。
岬までは駐車場からすぐで登りもなく平坦だった。
「どっぱぁぁぁん!」という轟音とともに波が打ち寄せていて、
一人しかいなかったので、生暖かい風とともにしばらく海を眺めていた。
展望台から見える灯台にも行ってみて、「でけー」と写真をパチリ。
高知県はとにかく水という水が青い。
窪津の船上締めサバ
本日のメイン「愛南町のびやびやかつお」と同じくらい追いかけているのが
土佐清水の「清水サバ」
しかし最近はまったく水揚げがない模様で、ぜんぜん市場に出てこないんだとか。
温暖化で海水温が上がっているせいなんでしょうかね??
代わりと言ってはなんですが、窪津の船上締めサバの刺身を、道の駅 めじかの里 土佐清水にて。
コレがねっとりした食感で’非常にうまい。
サバの刺身を褒める語彙がなさ過ぎてお恥ずかしい限りです。
もし清水サバがこれよりも美味いなら、とんでもないやつだ。
土佐清水ペラ焼き
土佐清水では清水サバが食べられないので、代わりに「元祖ペラ焼き」をトライ。
席に座るとおばちゃんから「500円から、1000円までサイズが選べまーす」と伝えられるので、味もわからんし500円をたのんだ。
鉄板に薄く生地を伸ばした上に卵をひとつ割り、かき混ぜた上にじゃこ天みたいのとネギをパラパラして包んで出来上がり。
辛いまたは甘いソースを自分で塗って食べます。
チープなオヤツとしてたまに食べたくなる味。
また来たら食べたい。
コーラが合うとおもう。
愛南日戻りびやかつお
結論から言うと、いまのところ「愛南びやびやかつお」はないんだそうです。
というのも、びやびや鰹というのは深浦港の漁船が沖で釣った鰹を船上で脱血、水揚げ後もハイブリッドアイスで保管、認定された店舗でのみ提供しているものという厳しい基準があるのですが、そもそも最近水揚げされる時間が夕刻なため、「その日のうち」の提供ができないんだとか。
つまり「愛南日戻りびやかつお」がいまのところ一番鮮度が良い状態なんだそうです。
漁の時間が戻れば戻ってくる可能性はあるようなので、またその時期にトライしたいです。
という訳で、今回は「日戻りびやかつお」をいただきました。
身質もさることながら、鉄っぽい感じもほぼなく
知っているかつおの味とはかけ離れているものでした。
刺身醤油が甘いのは、地方独特の文化でしょう。
個人的には好きですが、場合によって好みの分かれるところでしょう。
にんにくスライスなどはなく、わさびが少しあるだけでした。
小皿にあった鰹の煮物がすごく好みの味で、鮮度がないとこうならないんだろうなという身がしっかりした薄味な煮物に港の料理を感じます。
紫電改を見に行く
愛南に来たら寄ってみたかったもう一か所が、「紫電改展示館」
海から引き揚げた紫電改を復元して1機展示されています。
紫電改は局地戦なので、日本の防空を担っていたわけですね。
スミソニアンでムスタングを見たけど、工芸品と工業製品くらいの差を感じます。勝てるわけないし、勝っても占領とかできないだろうし、
どうするイメージだったんでしょうか?
戦争反対。
見学ののち四万十市に戻って本日分のnoteを書いた。
満州軒という焼肉屋さんの作るモツ入り辛いラーメンを食べに出て、飲まずに昨日タクシーで帰った道のりを徒歩で帰って、大浴場のーんびりからの就寝。
昨日より宿泊者が圧倒的に少ないのか館内ガラガラでした。
まだまだつづく。