伊豆の山の中の「半隠居生活」に必要不可欠なものは、有り余る時間を過ごすための「楽しみ」なのですじゃ。

最近、閑があると、地元民のブログで 食べ物屋情報 を眺めてます。
無意識のうちに 安い店 を探しているのですが、高いけど旨い店 の紹介記事にも、食指が動きます。

高級店で、グルメに舌鼓を打つ のか、安い店で、そこそこの満足感を得る のか・・・まぁ、人それぞれの価値観 ですから、どっちが良いとか、どっちが正しいとかは無いと思うのですが、毎日のように高級な店で食事している人のブログを読むと、生活レベルの違い に嫉妬を感じます。

私の場合、ランチだと １，０００円 が、ひとつのラインですかね。
食後の珈琲が付いて１，０００円 までが許容範囲で、それを越えると「高ぇなぁ・・・」という感じです。

ところが、私が越してきた 伊豆周辺 は、この １，０００円ライン を越える店が、やたらと多い。観光地だからですかね？ 人口が少ないから、客単価を上げないとやっていけない のでしょうか？
事情は、いろいろとあるのでしょうが、悲しい限りです。

ここ半年ほど、静岡県東部エリア の ワンコインランチの店 を、集中的に探していたのですが、だいたい、探し尽くした感 があるので、そろそろ、自分が行きつけに出来る店 を探そうかな・・・と考えています。
いくら ワンコイン でも、クルマで１時間かかる店 や、駐車場代が掛かる店は、現実的に意味が無い ですからね。

しかし、料金がほどほど で、満足できる味のランチ を提供してくれる店も、有りそうで無いんですよ。これが。まぁ、それを探すのが、楽しみ でもあるわけですが・・・。

さて、食べ物屋を探すのが楽しみ・・・って書きましたが、半隠居生活を送る身 としましては、毎日、何を楽しみに暮らしていくか が、ひとつの課題です。とにかく、時間が有り余ってますからね。しかも、私は テレビを見ない し、パチンコ や 競馬競輪 なんかにも興味がありません。

残り少ない人生 ですが、それでも、まだ １０年 や ２０年 は生きていかないといけない。楽しみ が無いと、とてもじゃないけど 生きていくのが苦痛 になります。なんとか、楽しみ を見い出す必要があるんです。

で、そのひとつが、安くて旨いランチの店探し でした。
他には、伊豆に移住してから始めた「民泊」があります。
ウチの場合、空き部屋を貸す だけで、せいぜい月に３組くらいしか予約が入らないので、ほとんど稼ぎにはなりません。でも、毎回、どんな人がやってくるのか・・・とても 楽しみ です。
特に 外国人のゲスト は、刺激があります。

とにかく、別荘地なので、ひと気 がありません。孤独は好き なのですが、たまには 他人との交流も大切 です。その点、「民泊」は、ゲストとの間に「お金」が介在するので、友人・知人のようなベタベタした関係 が無く、割り切って付き合えます。特に 外国人の場合、必要な時以外は「TAKE YOUR TIME〜！」と、放置できる ので、気楽です。

興味本位で始めた「民泊」ですが、今にして思うと、なかなか良い選択だったと思います。しかも、予定が何も無くて、退屈し始めた頃に宿泊予約が入る んですよね。

そして、意外な事に、３日に一度のアルバイト も、楽しみとは言えないまでも、良いヒマつぶしに なっています。宿直なので、基本一人 だし、食事が出て、夜は７時間寝られる ので、翌日にひびく事もありません。その分、賃金は めちゃ安・・・ですけどね。

そうそう、あと「デイトレ」も、楽しみのひとつ です。負ければ 悲しみ ですけどね。あっ、これは、もしかして ギャンブル に入りますかね？
でも 欧米諸国 では、小学校から 投資の勉強をする らしいですから、現代人の必須知識なのかも・・・ですよ。

私は「下山敬三メソッド」と言う怪しげな手法でやってますが、まぁ、トントンです。この手法は「含み損」を常に抱えているので、半年先でないと勝ったのか負けたのか判断出来ない んですが、宿直アルバイトの一日分を稼ぐのなんか 一瞬 です。負けるのも 一瞬 ですが・・・。

これから セカンドライフ に突入しようという方、ＤＩＹやゴルフや釣りなど、趣味にはまっている人 は良いですけど、そうじゃない人は、時間つぶしになる「楽しみ」を準備してから突入した方が良いですよ。

無趣味な私が言うのもなんですけど、ほんと、時間を持て余します。
私なんて、アルバイトで、月に１５０時間も拘束されてる んです。そんな私が言うのですから間違いありません。もっとも、そのうちの７０時間は寝てます けどね。