初期人類は「骨」を主食にする事で繁栄した!
2003年に初版が出版された島泰三著「親指はなぜ太いのか」を読む。
ホモ・サピエンスは雑食だが、肉食獣が食べ残した獲物の「骨」を石で砕いて骨髄を食べる事で安定した食糧が確保出来るようになった。
この本の「親指」とは、骨を砕く「石」を握るために親指が太くなったという説を展開している。
実際にアフリカのサバンナを歩くと、動物の骨を頻繁に見る事が出来る。
動物の 死骸=骨 は、いつでもどこにでもあるが、骨を食べる動物は、一部のハゲワシや昆虫、微生物以外に居ないため独占的で安定した食糧となりうる。
しかも、骨髄はカロリーが高い。
こうして、初期人類は「骨」を常食するようになり、集めた「骨」をより安全な場所で食べる為に、それらを両手で持って移動する必要上、「直立2足歩行」を獲得したと言う。
さらに、副次的なメリットとして、骨髄に含まれる大量の脂肪が「脳」を大きくしたのではないか?
う〜ん、これが人類進化の真実かもしれない。
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