そして医師が職業となった

『医学を選んだ君に問う』への反論
っていう以前の私のクソブログがありました。

今回はその続きです。
医師が身分から職業になったって話です。

医師はその昔、聖職と言われて、様々な特権利権を享受してました。製薬会社のお金で普通に飲みに行けました。業者を変えて毎週飲みに行けましたし2次会はお姉ちゃんのいる店オッケーでしたし、風俗を奢って貰う(領収書は別の店の名前で)そういうプロパー(今のMRです)が出来るプロパーでした。

患者さんからのノータックスのお布施もありました。嘘か誠かある講演会が最も多い鬼籍に入られたDrもお給料は患者さんから廊下で頂くものと述べておられました。大学の給料は飲み代で、本給は袖の下と普通に言っておられた先生もおられたようです。

税制も開業医に意味不明なぐらい有利でした。医師会がきちんと圧力団体として機能していたんですね。詳しくは下記のブログを参照して欲しいのですがもうありえないぐらい儲かったのに、税金もまけて貰えてたんです。脱線ついでにこの時に開業医のぼろ儲けした開業医の息子娘を医師にするために出来たのが所謂新設私立医大です。

喧嘩太郎が首相と座っておりますが、今の医師会会長は首相と座って会談を行うことはないでしょう。それぐらい医師会のプリゼンスは低下しているんですよね。


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こう言った過分な余禄があっったので。夜間に多少呼ばれても、将来的には経済的に恵まれることが約束されるから多少のブラック労働は許容されたんです。

今となってはそう言う余録もなく、何なら訴訟のリスクに怯える日々です。勤務医の給料はガラス張りで袖の下もなくなり、開業したって流行らないと勤務医に借金をかかえて戻らないといけません。教授になっても、理事会に数字出すように詰められ、せめて医局員をいじめようとしても直ぐに辞めてしまいます。不倫だけが生きがいな教授も多いです。

出世しても余禄もない、せめてお金を稼ごうと思って当直しても半分は税金ですし、それじゃあ少しでも早く帰れる科に進むのは人情です。そして訴えられにくい科や労働基準法を比較的守っている病院にレジデントが集まったんです。そうして医師は身分から職業になったのです。

今でも医師が身分と考える方はおられると思いますし、そういった方には是非日々の労働を頑張って頂きたいです。
私は医師は職業と思っており、お金のでない労働を強要することがないようにして頂きたいものです。

一応記載しますと患者さんを診ないとか言っているのではなく、システムの限界を若手医師の倫理観の欠如に結び付けるのは辞めて欲しいものです。













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