オンラインポーカーで意識するべきポイント〈フロップ編(vsレグ)〉
ブログ閲覧数が900を超えましたので、続編を書きます🔥
オンラインポーカーで意識するべきポイント<プリフロップ編>の続編となる、
オンラインポーカーで意識するべきポイント<フロップ編(VSレグ)>を作りました!
出来る限り初心者の方でも理解しやすいように書きましたので、ぜひ読んでみてください!
前提として、VSレグとVSレクでは戦略が大きく異なりますので、まずはVSレグ編を作りました。
フロップ・ターン・リバーで意識するべきポイントについて順を追って整理しますが、今回は<フロップ編>です。
★前提(超重要)
・オンラインポーカーにおいては、基本的に「バリューヘビー」なアクションが多いため、フォールドが優勢となることが多い。
→理由としては、圧倒的にブラフコンボが足りていないから。
それはそもそもGTOを学習しておらず、ブラフの打ち方を知らない人が過半数を占めていることが背景にある。
また、GTOを学習していたとしてもブラフレンジを実現できる人はほぼいない。
→ターン・リバーでの期待値ギリギリのコールは、GTOソリューション上、コールが推奨されていても基本的に期待値マイナスとなることが多い。
■フロップ
○GTOの視点
①フロップが開いた時点で考えるべきこと
→各種プリフロップソリューションを基に相手のレンジを想定する
→フロップが開いた時点で毎度考えることが非常に重要。フロップ時点でどちらに有利なボードかによって、リバーまでの戦略が大きく異なる。
これがレンジVSレンジという考え方。暗記するのも良いが、理屈を理解しなければ応用できない。この点は「勉強」と一緒。
ウィザードやピオソルバーを活用し、様々なポジションの組み合わせとカードの組み合わせのアクションを覚えつつ、理屈を考え、理解するというプロセスを辿るのが効率の良い学習方法だと考えている。
以下に有利なボードと不利なボードの一例を挙げている。
~有利なボードの場合~
例)BTNvsBB (2bet pot)フロップ:AK2のレインボー
GTO的に6割程度のbetが多く採用されるポジションとボードの組み合わせ。
なぜ、6割程度のbetが採用されるかというと、相手より自分の方が、AとKを持っている可能性が相対的に高く、ポジションも優位だから。
つまりBB側にAKs~A2s・AKo~AJo・KQs~K9sまでが3betレンジに入っているため、コールレンジには入っていない。
当然BTN側には、AKs~A2s・AKo~AJo・KQs~K9sが全て入っているため、betが期待値が得になるという考え方。
~不利なボードの場合~
例)UTGvsBTN(2bet pot) フロップ:789のレインボー
GTO的に全レンジチェックが多く採用されるポジションとボードの組み合わせ。
なぜ、高頻度でcheckが採用されるかというと、相手のBTNでのコールレンジは狭く、その狭いコールレンジの中に77・88・99が含まれている可能性が高く、ポジションも不利だから。
当然UTGのレンジの中にも77・88・99が含まれているものの、レンジVSレンジの視点では不利となるため、全レンジでcheckの期待値が得になるという考え方。
②フロップのアクションを基に考えるべきこと
しっかり相手のハンドを具体的に読むハンドリーディングをフロップからしっかりやることが非常に重要。
バリューならどんなハンドがあってブラフならどんなハンドがあって・・というのを常に考えること。
○エクスプロイトの視点(ホールデムマネージャー等のHUDツールがある前提)
・レート毎の特徴
→相手が強くなればなるほど(レートが上がれば上がるほど)、当然ながら適切にアクションしてくる
特にフロップはバランスが崩れるとエクスプロイトされやすい。逆に言うとバランスの崩れた相手をエクスプロイトすることが可能。
・CBを打ちすぎる相手への対処
→よくあるパターンで、80%を超えるCB率の相手に対しては、こちらも広くチェックレイズ等で対抗する。
具体的には、BTNvsBB (2bet pot)で772のレインボーボードでATo-A8oをBB側で中頻度でチェックレイズを混ぜるイメージ。
あくまで、GTOで推奨されるブラフレンジを採用すること。
要はヒットしていなくても、チェックレイズをする頻度を増やし、ヒットも多くチェックレイズを入れる。
コールしてきたハンドや3betしてきたハンドは、消極的にプレイすること。(相当強いことが多い)
・CBを打たなすぎる相手への対処
→50%以下のCB率の相手に対しては、ボトムヒットのうち弱いキッカーは多くフォールドするイメージ。
・相手のスタッツを確認し、GTO戦略を変えることがエクスプロイトの視点として有効。
ー相手のWTSDが低く(40%以下)、W$SD(70%以上)が高い場合
※WTSD:ショーダウンまでいった確率 W$SD:ショーダウン時の勝率
→よくあるパターンの一つですが、相手が「オーバーフォールド」の典型。
ブラフにGTOより多くフォールドしてくれるため、フロップから積極的にbetすることが得になる。
体感的にフロップ、ターンでbetすれば大抵フォールドする。
ー相手のWTSDが高く(60%以上)、W$SD(40%以下)が低い場合
→これは少し極端な例ですが、相手が「オーバーコール」の典型。
相手は平均より多くショーダウンし、平均より多く負けているということ。
フロップからGTOより「バリューヘビー」にbetすることが得になる。
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