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言葉の壁と見えた気持ち

先日投稿した「不思議な因縁の本」の続き

「久しぶりにあの本を手に取ったのは・・・」


私には今まで異国の人と面と向かって意志を
伝えあう機会はありませんでしたが先日ひょ
んな事からそういう機会に巡り会いました

そのHさんは日本に来て予期せぬ事が起こり
どうしてよいのか解らず困っていました
それを知った妻が日本語やカタコト英語で応
じましたが通じず、先方の親戚の方がスマホ
を通して通訳してくれたのですが離れた処に
居てしかも時長間かかりきりになれません

そこでLINEの翻訳アプリを使って直接やり
取りをすることになりました
お国が違っているのに近所の方と井戸端
会議をする様に楽しそうに話していました
ちょっと違うのは双方ともスマホの画面を
食い入るように見て…そのあと相手の表情
を見て微笑んだり首を傾げたりしています

変換ミスと言うのかお国柄の違いと言うのか
変換された言葉が意外なものもあってそれを
理解する為に更に言葉を継ぐこともあり会話
は上手くは進みませんでした
どうにかわかる所までこぎつけられるので
翻訳アプリはとても便利なものですね
困った要件を理解した後は我が家で車を出
したり手続きを手伝ったりして困りごとは
解決しましたが半日がかりでした

すっかり仲良くなって「お礼にディナーを」
とのお誘いを頂きました
その際先方から不案内なのでディナーの場所
はそちら(私たち)で決めてほしいと乞われ
娘の夫の店を紹介し「参加者の事を話しメニ
ューはお任せ」で頼んだ事を伝え快諾を得て
いました

ところが当日あらためて異国の言葉での意思
の疎通の難しさを知ったのです
「おまかせ」の意味が全く伝わっていなかっ
たのです
ディナーでの会話から相手の方々はお母さん
と娘とその子供、息子の嫁とその子供の5人
連れで観光旅行に来た事を知りました
巡った場所を聞くと私たちも訪れた場所と重
なった処が幾つも有り「あそこはどうだった
こうだった」と花が咲きました
会話が進むと気持ちが通じるようになります
子供たちは私達にとっては孫にあたるので
とてもかわいく思いました

言葉が通じて親が子を想う気持ちや孫を想う
気持ちは国が違っても同じだなあとしみじみ
思いました
とても楽しい一時を過ごせました

この出来事を通して異国の言葉を理解する事
の難しさをつくづく感じました
これから異国語を学ぶのはハードルが高いで
すが翻訳アプリを使えばなんとか会話できる
と解ったいい経験をさせてもらえました

日常会話と詩ではその翻訳も違ってくるのか
もしれませんが外国詩の翻訳の難しさを記し
たあの本のまえがきを思い出して読み直して
みたのです


最後まで読んで頂き有り難うございました


蛇足
他人事なのに問題解決に真剣に取り組む姿勢と
言葉の違いをものともしない妻の姿勢が素敵だ
ったので褒めたらちょっとニコってしてました


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