今、妄想中16
夏休みも終わり、今日から二学期が始まる
"であるからして、休み気分をいつまでも…"
今は体育館で始業式の真っ最中
長ーい校長の話の時間だ
金)ふぁ〜🥱
私の二つ後ろでやんちゃんがあくびをしている
可愛い
金)話なっが
普通に声に出てるし
それからしばらく校長の話は続いた
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始業式を終え教室に戻ってきた
金)ねぇねぇかっきー
賀)なーに?
金)さっき隣のクラスの友達が言ってたんだけどね、今日転校生が来るんだって
賀)へぇ〜
別に興味ない
弓)何の話?
金)隣のクラスにね、、
私の隣の席に座って弓木さんと話すやんちゃん
その光景をぼーっと眺める
私は学校が好きだ
理由はまぁお察しの通り、やんちゃん
やんちゃんを見ているだけで幸せな気持ちになる
やんちゃんの行動、仕草、その全てが私を癒してくれる
それも隣の席という特等席で拝めるのだから
これ以上の幸せはない
誰にも邪魔されない、、私だけの…
ちょっと重いか
そんなことを考えているうちに昼休みになり
金)お昼食べよ〜
賀)うん☺️
弓)食べよ〜😆
いつもの3人で過ごそうと、、
ザワザワ
弓)なんか廊下騒がしくない?
賀)そうだね、何かな?
金)あ、あれじゃない?転校生!
弓)あぁ確かに、見に行こっか
金)行こ行こ!
弓木さんとやんちゃんが教室から出て行った
私もその後を追って廊下へ出た
廊下へ出ると転校生と思わしき人だかりが
金)すごい囲まれてるね
弓)まぁそりゃそうか
すごい人だかりに二人も遠目に見るだけにおさめるようだ
賀)まぁまた今度でもさ
私が二人を連れて教室へ戻ろうした時、
人だかりをかき分けこちらに向かう影が
それもすごいスピードで
?)紗耶ちゃーん!
ぎゅっ
やんちゃんに抱きついた
金)おわっ!
弓)え、な、なに!?
金)あ、あのー?
二人はまだ状況を理解できていないようだが、私からは顔が見えたのでわかっている
彼女は確か、、
賀)やんちゃんのお友達の、、
松)美佑です✌️
金)え!?美佑ちゃん!?
弓)あぁ、この間の
松)びっくりした?
金)びっくりしたよ!お祭りの時何も言ってくれなかったから
松)えへへ、紗耶ちゃん驚かそうと思って😆
金)じゃあ美佑ちゃんが転校生?
松)そうだよ😊
金)嘘!じゃあこれからは学校でも会えるね!☺️
松)うん!☺️
抱き合って微笑み合う二人
てか、いつまで抱きついてるんだこの野郎
賀)やんちゃん、そろそろお昼食べようよ
金)あ、そうだね、じゃあ美佑ちゃんまた、、
松)私も一緒に食べたい!
賀)え?
金)あ、いいね!美佑ちゃんも一緒に食べよ、いいかな?かっきー、奈於ちゃん
弓)全然いいよ〜
賀)うん…いいよ、
松)ありがと!じゃあ弁当持ってくる!☺️
そう言って自分の教室へ戻っていく松尾さん
その後ろ姿を見ながら胸騒ぎが収まらない賀喜さんでした
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