今、妄想中１４

夏休みも終盤

今日は友達と出かける最後のイベント

私は待ち合わせ場所で二人を待っていた

弓）かっきー👋

賀）あ、弓木さん👋　

弓）かっきー浴衣いいね、似合ってる

賀）ありがとう😊、弓木さんも似合ってるね

夏休み最後のイベント、そう、夏祭りである

私とやんちゃんと弓木さん、3人で浴衣で揃えて行こうという話になった

弓）やんはまだ？

賀）うん、まだ来てないみたい

金）お待たせー！😆

二人で話をしているとやんちゃんがやってきた

水色の浴衣に身を包み、いつもと違う髪型で下駄を鳴らしながら近づいてくる

女神か？

集合前から覚悟していたが、、

やんちゃんの浴衣姿

エグいて

金）どうかな？

小首を傾げて尋ねてくる

か、か、か、

弓）可愛いよ〜

賀）神！

金）え？神？

賀）あ、、か、か、髪飾り！可愛いね

やんちゃんの頭には黄色い花の可愛い髪飾りが

金）あぁこれね☺️、お気に入りなんだぁ、小学校の時に友達とお揃いで買ったの

賀）へぇ〜、いいね

金）うん、すごく気に入ってる😊

はぁ、この笑顔を見るために生きてる

弓）じゃあ行こー

金）おー

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地元の小学校のグランドを使って行われる夏祭り

毎年多くの屋台が軒を連ねる

弓）見てみてチョコバナナある！

金）こっちにりんご飴あるよ！

賀）はいはい、二人とも落ち着いて、迷子になっちゃうから

テンションの高い二人を見失わないように人だかりの中を歩く

地域の夏祭り、流石にすごい人だ

金）あ、わたがしある！

やんちゃんがわたがしの屋台の方へ人ごみをかき分けて歩こうとした

賀）ちょ、ちょっとやんちゃん！

このままでは逸れてしまうと思いとっさに追いかけた

金）ん？

賀）逸れたらまずいからもうちょっとゆっくり行こ

金）あぁ、確かにそうだね、ごめんごめん、じゃあはい

やんちゃんが私に手を差し出す

賀）え？

金）手繋ご、そしたら逸れないでしょ？

賀）え、、えっと///

やんちゃんの突然の提案に動揺を隠せないでいると

金）ほら！

にぎっ

やんちゃんが私の手を取る

賀）うぅ///

前にも何回かやんちゃんと手を繋いだことがあった気がしたが改めて言われて握ったからか、可愛すぎる浴衣姿のせいなのかいつもの何倍も鼓動が早かった

金）こっちこっち〜

私はやんちゃんに引っ張られわたがしの屋台へ

金）おじさん、わたがし１つください！

"はいよー"

金）ありがとございます☺️、行こかっきー

賀）う、うん///

それからもやんちゃんに引っ張られるがまま色々な屋台を回った

金）ちょっとそこのベンチで休憩しよっか

屋台が並ぶ場所から少し離れたベンチに二人で腰を下ろす

金）よいしょ、いっぱい買ったねぇ

賀）そうだね

私は長時間やんちゃんと手を繋いでいたことで放心状態である

かすかな温もりがまだ手の中にのこっている

金）わたがし食べよ、はい、あーん

やんちゃんがわたがしを私の口元にもってくる

こ、これは、、幸せすぎて、、、

弓）やーん！かっきー！

賀）はっ！

弓木さんの声で意識が戻ってきた

ふぅ、危ない危ない、幸せすぎてぶっ倒れるところだった

弓）もう探したんだよー

金）ごめんごめん、楽しすぎて夢中になってた😝

弓）まぁ私も楽しんできたからいいけど

弓木さんの両手にはチョコバナナが

弓）もうすぐ花火の時間だからいい場所に移動しよ

金）そうだね

賀）あ、私トイレ行ってから行くから先行ってて

弓）わかったー、場所決まったら連絡するね

賀）うん、わかったー😊

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賀）弓木ー！なんでいっつもいいとこで来るんだくそーーー！確かにね、確かにちょっと放心状態だっけどさぁ、もうちょいでさー！

私はトイレの鏡の前で鬱憤を吐き出していた

賀）ふぅ、、

ピロン

弓木📱:朝礼台のところらへんにいる〜

賀喜📱:りょーかい👍

賀）行かなきゃ

私はトイレから出て二人の元へと向かう

もうすぐ花火の時間、急ぎ足で人ごみを進む

賀）よいしょ、すみません

少し急いで角を曲がろうとした時

？）きゃっ！？

賀）わっ！

人とぶつかってしまった

賀）すみません、大丈夫ですか？

？）大丈夫です、こちらこそすみません、あれ？

賀）どうかしました？

？）ない…、髪飾りが、、

どうやらぶつかった拍子に髪飾りが外れてしまったようだ

ぶつかった女の子は涙目になっている、余程大事なものなのだろう

賀）一緒に探します！

？）あ、ありがとうございます🙇‍♀️

私はその女の子とあたりを探した

賀）こっちもないか、、

？）どこにもない…、ぐすっ😢

賀）きっとありますよ！諦めず探しましょ！

？）はい、、ありがとうございます

それからしばらく探し続けていると

賀）あ、ありました！

近くの屋台の作業台の下に髪飾りを発見した

黄色の花の可愛い髪飾りだ

？）それです！ありがとうございます、ありがとうございます😭

その子に髪飾りを渡すと大事そうに両手で包んだ

賀）余程大切にされてるんですね😊

？）はい、小さい頃に大切な人とお揃いで買ったもので、、

ドーン！

話をしていると上空に花火があがった

賀）あ、やば、じゃあ私行くので👋

？）はい！本当にありがとうございました！🙇‍♀️

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急いで二人の元へ向かう

賀）あぁ、早くしないとやんちゃんと花火見れないよ〜

そんなことを考えながら走る賀喜さんでした