僕４

僕の名前は岩本◯◯

現在時刻は13時、昼休みが終わり5限目の授業中

本来なら教壇に日本史の先生がいるはずなのだが、黒板に大きく自習の文字

なにやら先生に急用が入ったようで

クラスの生徒たちは各々自由にこの時間を過ごしている

真面目に授業の復習をする者、近くの席の友達と話をする者、一人時間を満喫する者

そんな僕は、ぼーっと教科書を眺める者だ

正直教科書の内容は頭に入っていない、本当にただ眺めてるだけ

ただ時間が過ぎるのを待っていると、、

"ねぇ"

隣の席の梅澤に声をかけられる

◯）なに

"暇なんだけど"

◯）確かに暇だよなぁ

梅）そうだ、◯◯なんか面白い話してよ

◯）えげつないフリするなお前

梅）だって暇なんだもーん

そう言って大きく伸びをする梅澤

◯）なんか…意外だな

梅）なにが？

◯）梅澤って基本真面目なイメージだからさ、こういう時間も勉強してるのかなぁと思って

梅）私ってそんなイメージ？ないない、その場その場で適当に態度変わるから

◯）そっか、まぁちょっと意外だっただけ

梅）変なイメージが凝り固まっちゃうとさ、なんか自分もそうなんなきゃって変な意識生まれちゃうから怖いんだよねぇ

◯）確かに、それはあるかもな

梅）どっかの誰かさんみたいに素の自分出せないのは辛そうだし

◯）どっかの誰かさんて？

梅）あぁ、こっちの話

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放課後

今日は部活がオフなので早めの帰路へ

そういえば、今日は遠藤と会わなかったな

最近遭遇率が高い後輩のことを考えながら帰った

ガチャ

◯）ただいま〜

蓮）おかえり〜

家のリビングで姉がくつろいでいた

◯）今日って夜ご飯何時くらいに？

蓮）うーん、もう少ししたら買い物行くから、、19時過ぎかな

◯）りょーかい

自分の部屋へ行こうとすると

蓮）あ、ねぇ聞いてよ！

◯）どうしたの？

蓮）今日の帰り道ね、なんか変な子に声かけられたの

◯）なに変な子って

蓮）なんかいきなり名前聞かれて、教えたら途端に泣いて走ってっちゃって

◯）え、なにしたの姉ちゃん

蓮）いやいや！私なんもしてないから！

◯）え、じゃあなんで泣いてたの

蓮）それがわかんないの

◯）いや、怖すぎるでしょ意味わかんなすぎて

蓮）でしょ！マジでなんだったんだろ…

◯）さぁ…

蓮）そうだ、今日の買い物◯◯ついてきてよ

◯）え、なんで

蓮）そんなことがあったからなんか怖くて

◯）大丈夫でしょ

蓮）そんなこと言わずにさ、お姉ちゃんになんかあったら嫌でしょ？お願い🙏

◯）わかった、じゃあ出る時呼んで

蓮）おっけー！よろしくね

その後の買い物は特に何もなく終わりましたとさ

◯・蓮）いただきまーす🙏