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NHK大河ドラマ「光る君」を、毎週たのしみにしていらっしゃる方も
源氏物語ファンの方々も

登場人物の関係を理解するのに、きっとご覧になったことがある
  相 関 図
だれと誰が、親子で、夫婦で、兄弟で
敵同士で、恋仲で… と

人と人とを線でつないで分かりやすくしてくれる見取り図には
ドラマの深さをビジュアルで整理しつつ
しばし時間を忘れて、思いを馳せることができる長尺の広がりがあり
一層 奥行きを感じさせる力 があります

そんな相関図を
驚きの使い方で活かしたこちらの展示!!

日本ではじめて実施したのは、京都の水族館のようですが(⤴webサイトでも紹介^^)
東京スカイツリーの4階にある水族館で
たくさんのペンギンたちの
愛らしい姿とペンソナリティを紹介するのに使われています

え、ちょっと待って
そもそも、見分けが付かないんだけど、、、

だいじょうぶ(*=*)
わたしを含め、ほとんどの方はそうなので

このネーミングセンスですよ♡

まるで最新AIを搭載したかのような
米国防総省を彷彿とさせる 厳つ~いネーミング(でもfontカワイイ)

リンクを辿っていただくと
アームバンドの色識別で、子供でも簡単にスマホで入力でき

あぁ、この子は もみじ ちゃんだぁ

という要領で

1匹ずつ(羽?頭?ー1人ずつですかね)
即座に分かるようになっているので

見つけると
相関図のところに行って、だれとどういう関係なのだろう、と

たのしい関係にある子を
プールの中や
相関図の中に、探したくなってしまいます

しかも、この相関図
飼育員さんも出てくるんです

最近、お酒に弱くなった、とか
ペンギン男子に人気、とか^^

分かる、が『知りたい』を 加速する ♪ ♬

実際に、すみだ水族館に行って
大きく展示された相関図をみても
プールで気になる子の隣にいる 別のペンギンをみても

水族館のスタッフが紹介してくれる
ニンゲンとペンギンの関係を
次々と、追っていけるので
 「ずっと見てられるね」
ということになります

動物園や水族館の役割が
自然やほかの生き物の命のたいせつさを
たくさんの方に伝えることであるならば

以前から伝えられてきた
餌を食べるようす
水中を飛ぶように泳ぐ流麗さ
陸上を歩く愛らしい姿、にくわえ

人間とのつながり、ペンギン同士の関係、というストーリーで紡がれ
見ごたえのある提示がされることで

より深く、力強いメッセージを伝えることに
成功しているのではないかな、と考えました

進化する、コンテンツの深さ

すみだ水族館には
現在、とても充実した、幻想的なクラゲの展示スペースと
江戸情緒を味わえる、金魚が展示される回廊があり

スカイツリーができた当初の、どちらかというと簡素で落ち着いた雰囲気から比べると
かなりのバージョンアップを遂げて
「なんどでも行きたい」「推しの動物にまた会いたい」場所に
進化を遂げています
落ち着いた照明と空間設計がなす居心地の良さと上質な感じが維持されているのも素晴らしいなと感じます

おそらく
訪日の方や、地方から来られる方の来客収入が支える部分も
多いのだとおもいますし
都内近郊でも、初めて来る人
噂をきいて、再訪してみる人
が増えることで

よりコンテンツを拡充するための資源と経営の安定を経て
今に至っているのかなと考えました

いま自分が企画を推進している情報発信についても
訪れて下さる方や、スポンサーの方々との関係を大切に育みながら
中身を充実させる営みを
たすき掛けしていきたいなと
心得たところです

製作中のステンドグラス作品シリーズの次回作にも
海洋生物の美しい色彩とカタチに大いにインスピレーションを戴きました

これからも、すてきな展示を
生き物や、日本と世界の人々との心の交わりを提供する場として発展されますのを、たのしみにしております



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