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30代男女=1,342万人の何処に届ける?
統計局のホームページによると
昨年10月時点の30歳代男女人口は、1,342万人
10%が買ってくれたら130万部!!(いきなりベストセラー><)
そうは上手くいかないから、マーケティング手法がいきてくる
なぜ、単純計算が成り立たないかを考えると
次の打ち手がみえてきます
![](https://assets.st-note.com/img/1719380717762-vAaLvTFdjo.png?width=1200)
単位時間あたりに本を買う冊数が、人によって違う
読者層によって
読む本の数と、興味の対象が異なるから
必然的に、何冊読んでもらえるか、が変わる
それなら、まず分布を調べるために
下図のように軸を2つ設けて
マッピングの準備をしてみます
![](https://assets.st-note.com/img/1719387740770-tUSAsqi5vV.png?width=1200)
天職、キャリア、転職、に関する本を書きたいので
横軸は、どれくらい切迫して、転職を考えているか
で分布を考えています
昨日ご紹介した、「天職診断」
この本がどこに分布するかを考えると
おそらくは
左下
![](https://assets.st-note.com/img/1719388028147-EYUW1CbRbH.png?width=1200)
セグメント(領域)ごとの人口密度 × 1か月で読む本の数
を意識してみると
この地図には
下図のような特徴があることがわかってきます
![](https://assets.st-note.com/img/1719388175500-pYTUK51yVU.png?width=1200)
本はあまり読まないけれど、人数が一番多い
出版業界については素人のわたしですが
KADOKAWAさんと言えば、映画×小説、のようなオムニ媒体での訴求で
あらたな読者層を発掘してきたことが
世代的にも印象深く
おそらくですが
本を滅多に読まない人に訴求しにいって
読者人口を獲得できる
数少ないプレイヤーのなかでも、筆頭格なのだとおもいます
しかも
「今すぐ会社を辞めたい人」とタイトルにエッジを利かせることで
ポジショニングを先鋭化しただけではなく
すぐに買わなきゃと
購買前の最後のワンプッシュ、に
本の題名が一役買っているようにもおもわれます
この「天職診断」が
著者と出版社や流通の方、媒体の力で多くの方に届き
働く幸せが、本を普段からお読みになるかによらず
たくさんの方に訪れることを願ってやみません
そういう意味では、著者でも編集者でもないのに
勝手にドキドキしてしまいます!!
マップの中心には、どのような本がある!?
おととい「天職診断」と並んでディスプレイされていたと書いた
森田昇さんの「転職の技法」はどこに配置されそうでしょうか
わたしは、ど真ん中
転職したいと思った方に一番広くリーチできる
転職関連本の1丁目1番地
に位置しているのではないかとおもいます(下図)
![](https://assets.st-note.com/img/1719392065286-avmz8FEZYN.png?width=1200)
この中心地からであれば、転職を急ぐ人にも
本を読む数がそれほど多くない人にも
転職を考えている読者層(図の左半分)に
がっつりアクセスできてしまいます
(囲碁や陣取り合戦のイメージでお話しています)
その真横、に位置付けられる本も
併せて、イメージしてみると
佐藤恵子さんの「キャリアにこそマーケティングを!」があります
地図の中心地にあり
図の右半分にいらっしゃる読者層
☑ それほど転職をすぐには考えていないけれど
☑ いい話があれば聞いてみたいし
☑ そもそも、自分のキャリアについて落ち着いて戦略的に考えたい
そういう方に伝えたいコンセプト
![](https://assets.st-note.com/img/1719392697769-i5orvGxVsZ.png?width=1200)
比較対照してみると
佐藤さんの「キャリアにこそマーケティングを!」は
キャリア形成「町」の側の住民に主に訴求するような
キャリア戦略の1丁目1番地
という位置づけにあるようにみえます
しかも、良くみてください
この地図は、上に行くほど、1人あたりの読書の冊数が多いので
PV数でカウントすると、下図のようになります
![](https://assets.st-note.com/img/1719393115211-GFVOiYrfzX.png?width=1200)
つまり
両書籍が配置されているポジションこそ
まず最初にマーケターが目指す、ボリューム層なのではないでしょうか
空白地、はどこか!?
勘のいい方であれば、既に私がどこを狙おうとしているのか
もうお気づきかとおもいます
==>ハイ! 右上を狙いたいです
![](https://assets.st-note.com/img/1719393266685-z3e8zyFsMt.png?width=1200)
キャリアを手堅く積み上げていらっしゃる方を支持する位置づけ
けっして容易ではない位置づけなのだとおもいます
左下の投機性と同じくらい
右上の当たれば大きい可能性は
これまでも多くの方がきづいてチャレンジするも
上手くいかなかったのかもしれません
ここに、わたしは「品質」という、常識的だけど体系立って深くは追及することがない軸で、挑むことで
本をよく読まれる方が
ご自身のキャリア形成に自信をもって臨めるような本を
ご提供したいと考えています
のこり2つの角、全体感としての市場
右上の角の魅力と、攻略のむつかしさ
については
まだまだ調査が必要とかんがえています
くわえて、左上についても理解を深めることで
読書数が多い読者に共通する、なんらかの特徴
をつかめるかもしれず
このあたりの探求はつづけていきたいと考えています
![](https://assets.st-note.com/img/1719406264388-FWcadj8w4Y.png?width=1200)
願わくば、右端の縦一列を 抜いていきたい
そこで、私なりの理解の仕方として
右下にある
無関心で、本をあまりお読みにならないかもしれない層に
音声配信で、しっかりリーチし
このタテ×ヨコ2軸の持ちうる意味について
探ってみたいとかんがえています
行く行くは、右端の縦一列を
あまり開拓されてこなかったように見える市場として
活性化できる存在になりたいとおもいます
ご紹介させていただいた3冊のうち
「天職診断」以外の2冊については
来週また、1冊ずつ読書感想をご報告してまいります!
ご通覧ありがとうございました!感想やお気づきの点などコメントいただけましたら幸いです
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