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人生を、生活と分けて考える

天職について情報発信するなかで
 ”天職は、自分でつくれる
 ”自分のキャリアは、建設できる
という考え方の重要性に気づいた頃
中村光延さん
自分づくりと人育ての法則」という素晴らしい一冊に出会いました

以降、「自分づくり」というキーワードをタイトルに含む
いくつかの書籍を探求し
 自分らしい生き方・働き方に目覚める鍵について
大切な考え方を学ぶことができたので

ポッドキャスト「消えた天職の謎を追え☆キャリア探偵の事件簿」の
聴きどころと共に
何回かに分けて、ご紹介していきたいとおもいます
(Androidスマホの方は、Amazon MusicSpotifyでどうぞ!)

本日ご紹介するのは
「海と毒薬」「沈黙」
で知られる、遠藤周作さんの
自分をどう愛するか<生き方編>自分づくりそれぞれの“私”にある16の方法

第1章「あなたが気づかないあなた」冒頭に、次のような一節があります

 ぼくは、生活と人生は違うんだ、という考えを持っている。ですから、第一集の大部分はハウ・ツウ・リブ。つまり、実際の生活の中で、どう対処したらよいのかという生活術の知恵を述べたつもりです。だから『生活編』とした。
 生活というのはわれわれの日常の大半を占めているけれども、毎日の生活の中で、普通の人はあまり人生というものを考えたりする暇がない(中略)いったい何のために生きているのか、オレの人生はどういう意味があるのか、というのようなことをみんな考えない。そういうことを考えてしまうと、生活にブレーキがかかる場合があるんです。
 また人生とは何かということを考えてすぐ回答が得られるわけではない。だから、われわれは人生とは何か、人生の意味について思うことを、毎日毎日先に延ばして、いつか年をとったときに、改めて考えようという気持ちになっているのが大多数の人じゃないかと思う

「自分をどう愛するか<生き方編>自分づくり それぞれの”私”にある16の方法」(p.11-)より

このあと、病や肉親の不幸などで、いままでの日常とは違ったところへポンと放り出されてしまうときに、それまで気づかなかった人生というものが顔をみせてくれる、という話がつづきます

このnoteを読んでくださる方のなかでも、とくに若い方には
80年代日本のモーレツな働き方をしていた世の中だから
そういう考え方、区別の仕方が必要になったのでは、とおもう向きもあるかもしれません

それは勿論、一理あるのですが

じつは更に深い意味があって
著者(遠藤)自身が、読者に語り掛け

人生と、生活を区別する意味なんてあるのか

と、自論にチャレンジしたうえで
「愛した男性が、大病で余命5-6年と分かったときに、結婚を周囲に止められる女性」という例え話をして

  • 病気の彼を選ぶとは、人生を選ぶことといえるし

  • 彼と別れて、健康な男性と結婚するということは、生活を選ぶことを意味している

と、人生を選ぶことが困難な局面があることを伝えます

誤解を招かないよう付記すると
これは決して、人生を選ぶことを読者に強要する本ではありません

対立してしまう、難しさについて
思いを寄せる
たいへん温もりのある文章が綴られています

あとに続く、第3章「あなたは自分を捨てて生きられるか」では
さらにシビアな極限の例にも触れて、世間的な常識からいって正しいと思われることも、自分の生存(生活)がかかっている状況になると
できないことのほうが多い、それは決して恥ずかしいことではない
と、その大変さに触れています

ただ、どこかで自分らしい、自分の人生を形づくる決断をすることが
その人らしい生き方につながるのだ
ということは
しっかりと教えてくれるのです

そこで、皆さんに質問です

○○をやめたい、どうしても○○したい

と、特に強く、お感じになったりしたのは、どのようなときですか?

消えた天職の謎を追え☆キャリア探偵の事件簿」第1回のゲストで
人気ラジオDJから転身して、画家になられたRIO UMEZAWAさんは
長年、月曜から日曜日まで休むことなく、DJとして充実した恵まれた日々を送りながらも、決断にあたり次のような気持ちになられたそうです

そうですね、とてもいい環境だったんです。自分がすごく頑張ったというのもあるんですけども、月曜日から日曜日までフルで生放送をしていたというような状況だったんですね。毎日毎日生放送があって、その合間に収録があったり、で毎晩ライブですよね色んな方の、ゲストにいらっしゃるので。で、わたしはインタヴューがけっこう得意だったので、ミュージシャンの方がたくさん来てくださって、ありがたかったんですが…もう、いっぱいいっぱいだったんですね、わたしも。休みがとにかくない、で自分は絵は描きたいというのも沸々と、まあ30歳くらいからですかね、沸々とわいてきてものが、自分が40歳になったときに、2014年ですね、もう辞めると、もう私はラジオをやめると。ってなって、やめて私は画家になるんだ、と

消えた天職の謎を追え☆キャリア探偵の事件簿」第1回ゲストRIO UMEZAWAさんのナラティブ(13'28''-14':29'')©COPY RIGHT eKorts Corp.

このあと、実際にRIOさんが
どのように決断を実行に移され
それに、周囲の人がどのように反応したのか、については
ぜひ番組をお聴きいただければとおもいますが

RIOさんの人生が
とても力強く、彩り豊かになり

幼い頃や、学生の頃、ラジオDJの頃も含めて
大きな1つのストーリーとして動きはじめ

それは、今後もずっと繋がっていく

そのようなイメージを、一緒に体験していただけるので

  • 絵画やアートが好きな方

  • 声の魅力、音声での発信に興味がある方

  • 人生の飛躍のストーリーを聞きたい方

に、ぜひお薦めです^^

番組では、公式Xで
ゲストの キャリアの糸(意図)の謎を解くクイズ
を毎回募集していまして
そちらにもチャレンジしてお楽しみいただけましたら幸いです

Top3アプリ同時配信(^^♪お好きなアプリでお聞きください♬
【iPhoneのApple Podcast】
https://podcasts.apple.com/us/podcast/消えた天職の謎を追え☆キャリア探偵の事件簿/id1757049129

【Amazon MusicおよびAudible】
https://music.amazon.com/podcasts/25137aab-e027-47ee-9ec2-f86c77e9d29c

【Spotify】
https://spotifyanchor-web.app.link/e/k2kgnclHaLb

謎解き(クイズ)の応募は、TwitterのDMでお受けしております
https://x.com/610tmr

当番組では、毎回ゲストに関連する素敵なプレゼントをご用意。謎解き&音声配信大好きな方から~キャリア支援のプロの皆様まで、ぜひ奮ってご参加ください
===>とくに素晴らしいご解答(名推理☆)には、MC無藤トゥモローと
番組監修をしてくださるキャリアコンサルタント佐藤刑事から、
スペシャルなプレゼントをお届けしますので乞うご期待^^

おおよそ月2回のペースを目指して
第1シーズンは、全12回
のお届けを予定しております

番組配信チャンネルご登録
および 公式Xのフォロー のほどいただけましたら幸いです

よろしくお願いいたします
https://x.com/610tmr



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