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初めて2.5次元舞台というものを見てきました

 自作の小説に対するモチベーションが一向に上がらず、書きたい気持ちはある(作者であるこの私自身が、自作を終わりまで読みたいと思っているので、書くしかないのです。本音を言えば誰かに書いてほし……ゲホンゴホン)のに、なかなか書けないでいるので、とにもかくにも何か刺激が欲しいと思った結果、

「そうだ! お芝居を見に行こう!」 

 となりました。

 そして選んだのが、舞台『鋼の錬金術師』―それぞれの戦場―、でした。どうして舞台版ハガレンを選んだかというと、原作である漫画の鋼の錬金術師が好きだからです。私は漫画版鋼の錬金術師が大好きです。月刊少年ガンガンで連載が始まった当初、第一回目のときからファンです。

 しかしながら、2.5次元舞台に関しては経験も知識もないですし、役者さんについても全然詳しくありません。オペラグラスだって持ってません。(鳥見用の双眼鏡があるのでそれを持っていこうかと一瞬考えましたが、明らかに浮くので止めました)
 役者さんのファンだからという理由で観劇にいらっしゃる方も多いと思われる中、古参の原作ファン(原作厨と言っても良いかもしれない)が一人で混じって大丈夫なのか、場違いじゃないか……などと思いましたが、しかし私はハガレン(漫画)ファンであると同時にぼっち耐性も割りかし強いのです。多少の不安はあるけれど、舞台初心者かどうかなど端からは分からないし、しれっと混じって見てくりゃオッケー、という結論に落ち着きました。
というわけで、初めての2.5次元舞台、見てきましたとも、一人で!

 いや、すごく良かったです。面白かった。
 事前に感じていた不安は、全部吹っ飛びました。最後、もっと見ていたい、と思いました。第3弾があるなら行きます。そして、第1弾も現在配信中ということなので見ます。

 役者さんたちのビジュアルはもちろん、声まで各キャラクターのイメージ通り。その熱演っぷりも含めて、漫画のキャラクターが現実に飛び出てきたようで、本当に素晴らしかったです。特にリンが良かった。めちゃくちゃリンだった。

 お話も分かりやすく、かつ原作に忠実で、とても楽しめました。そう、原作厨気味な私であっても、大満足だったのですよ。漫画では何巻にも渡るお話をギュギュッと濃縮してるにも関わらず。あと、わりとコミカルなギャグっぽいやり取りも結構あり、その点も原作に忠実で、本当に楽しかったです。

 プライドどうするの?とか、原作の終わりの方、戦車で市街戦とかやってたと思うけどどうするの?とか、舞台化するに当たって難しそうなところはあると思うのですが、ぜひこの先のお話も舞台化してほしい。第3弾をやるならば、絶対に見に行きます(2回目)
 私は原作ではマルコーさんが結構好きなので、マルコーさんVSエンヴィーのところが見たい。ぜひ見たい!

 というわけで、心配など杞憂の杞憂、初の2.5次元舞台、とても楽しかったです。
 ちなみに、6月30日の大阪での千秋楽公演、配信もあるようなので、ご興味ある方はぜひご覧になってください。オススメです。


 ところで、小説に対するモチベーションは上がったかって? それはまた別の話……別の話だったよ、残念!

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