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フィジカルスクリーンテストの役割と重要性

スクリーンテストとは

スクリーニングということが多く、医学におけるスクリーニング(英: screening)とは、無症状の集団を対象に検査を行い、目標とする疾病の罹患者や発症が予測される患者をふるい分けるものである。 診断のために追加の精密検査を受けた方が良いかが分かり、早期治療や、根拠に基づく意思決定を行うための判断材料を提供することができる。

BASEBALL MOVEMENTSでは、野球におけるフィジカルスクリーンテストで、野球で使われる動作をテストすることにより打撃ではパワー・コンタクト・効率性に対して、投球ではパワー・スピード・ヘルス・デフトに対してエラー動作が発症する確率を予測します。

野球をやるための動作は色々あり千差万別ですが、良い動作は物理的に1つしかないであろうと考えられています。できるかどうかは別問題。

映像や測定による数値は結果であり、医学的な言葉を使えば悪い結果が病気。スクリーンテストでその予測ができるところがあるということ。
病気には未病というものがあるように無症状の病気もあります。それを予測することもできるのがスクリーンテストということです。


スクリーンテストの結果が悪いのにもかかわらず実際のプレーでは予測された症状が出ないことがある。しかしこれは隠れているだけであり、コンディショニング不良や過度の緊張状態で発症する恐れがあると捉えることができる。
逆にスクリーンテストの結果は良いのに実際のプレーで症状が出ている場合は偽陽性といったような捉え方になり、選手が意図的に行なっているかそれが運動連鎖的に効率的ではないということを知らないパターンである。


検査結果は悪いのに発症していない、発症していても気づかないこともある。逆に検査結果は良いのに発症しているように感じているまたは症状はあるということもあり得るのである。

まとめ

野球におけるパワーは筋力とスピードだけではない。地面からバットや指先に伝達していく角速度の足し算であり、そこにパワーを生み出すだけの効率的な体の使い方が伴ってくることが必要になる。
そんな時に、可動域や柔軟性、筋力の測定だけでなく動作の評価をすることは有意義なことだと考えられます。
動作の評価は正確な角度でだけはでなく動作の質を見ること、頑張らずに努力なしにいつでもできるというのが最も良好な動作だと言えます。

自分自身の現在地を見るのが数値的なものだとしたら、スクリーンテストは自分自身の体をどれだけコントロールできるかを見るものだと言えるでしょう。


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