色々あるさ

・・・と結局はそう思うことにして、1日を閉じる日々。
今週金曜(昨日)、閉園します、と伝えていた保護者に「保育園が譲渡され、このまま存続する」ことを伝える保護者会を実施した。
譲渡先の代表夫妻とうちの運営母体の責任者が同席。先週の段階で「こんな話が出ているので保護者会します」と伝えていたので、みんな内容はだいたい理解している、という感じだったし、それを伝えたときは「そうなんですね~」という雰囲気で、それほど怒り心頭ということももちろんなかった。
怒りポイントがあるとしたら入園するときに「こちら都合の入園なので、転園の際に5ポイントを追加することは区とも協議済です」という点。
※保活経験者には十分理解できると思うけど、入園可否は条件によってポイント制になっていて、ポイントが高いほど希望の園に入園できるのだ。
実はこの譲渡が成立したら、「行くところがなくなるわけじゃなく、保護者にとって園の存続はむしろメリットのみ。ついては5ポイントは不要」と区は判断した。ただ、9月までに転園を希望するなら5ポイントは残します。と。
でも、私はずっと「あると思っているポイントをなくすのはデメリットに感じるはず、ポイントを使う、使わないは保護者の判断に委ねた方がいい。でないと『話が違う』となる」と上にも伝えて、団体からも区にはそう協議を続けていた・・・が、そこはお役所(笑)。「他の家庭と不公平感が生まれる」ときた。ただ、「(ないと思うけど)クレームがあったらそこは対処できるかも」というギリギリの妥協点を出してきたので、とりあえず区の対応を含め、これまでの経緯、譲渡先の園についての説明などを行った。
紛糾したーーーーー。
実は入園時にもめた家庭があったのだが、またそこの家庭から「情報を出すのが遅い」「今年度末までいられると思ったのに」「短期間で他の園を見学したりできない」などと涙ながらに訴え始めた。もちろん園長の私に。
こうなるかも、と危惧していたけど、実際に責められるのは結構きつい。
「不利益にならないように」ということを念頭にしてきたけど、結局、区の決定従わざるを得ないからな・・・。
ということで、月曜日の朝一で、区に連絡して「やっぱりクレーム出た」ことは伝えて対処していくしかない・・。
譲渡先のご夫婦も「皆さんがバラバラになるのはかわいそうだし、こちらはよかれと思って進めてきた話だけど、却ってご迷惑だった」と凹まれていた。先方も「まさか転園を希望される方がいるなんて・・・」という気持ちだったので以前から「園児全員が『よかった、よかった』と残ってくれるわけではないと思いますよ」とは主任と一緒に伝え続けてきたんだけど、「そんなはずないでしょう」と区と同様、非常に楽観的だった・・。ほらね、と思わないでもないけど。
区の担当者が直接保護者と話してほしいよ・・・。もう私は同じことしか言えない。「不利益にならないようにっておっしゃいますけど、十分、不利益ですよ」と言われて、じゃぁどうすればよかったと思ってるのかな、と思う。
先週は、楽しみにしていた帰省もキャンセルしてたった1.5日で退職したスタッフのこととか考えたり、なんかぼーっとした有給を2日も使ってしまった。このスタッフも確かに通勤がつらかったんだろう、でも、「園もスタッフもよくしてくれて」というなら、来れる時間帯に挨拶くらい来てくれてもよかったのでは、とどうしても思う。「置いてきた荷物は着払いで送ってください」って・・・。はぁ・・・。「挨拶くらい」と思うのはもうパワハラなんだろうか・・・。

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