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べつになにもあきらめてない

 左の子がかつての推しに似すぎていて思わず見出し画像にしてしまった。オタク女は己の過去を思い出すとき、歴代の推しが頭に思い浮かぶ生き物。

 あまりにもねむたかったから夕方に1時間半くらい寝てしまった。今日は土曜日だから多少夜更かししたところで問題はない。カフェイン摂ってないからすぐ寝られるし。
 そんなにつかったつもりなかったんだけど、ドラッグストアで4,000円を超える買い物しててクソワロタ。単価の高いものを買ったからですね。でもいいの。来週金曜日は給料日だから!それまでもう買い物しないから!今月もひもじい暮らしをよく耐えたな!まぁ来月も再来月もひもじいがな!

 全方位にブチ切れをかまし、何もかもを許せなかったフェーズが自分の中で終わろうとしている。見事なまでにうつ病のグラフを叩き出した性格診断。実際私は今週を迎えるまでずっとヤバイ精神状態だったのだと通り過ぎて思う。
 メンヘラである間はとにかく絶えず何かに気を揉んでいるというか。それで怒って泣かないと気が済まない。それで一時的におさまっても、またすぐにメラメラと沸き起こる負の感情。
 だけどいいやって、抑えれば抑えたで気持ちが消えてなくなるわけじゃないんだから、またどっかのタイミングで爆発するだけなんだから、家でひとり泣きながら洗濯しようと、洗い物をしようと、風呂で鼻水垂らそうと、寝る前に涙で枕を濡らそうと、誰も見ちゃいないのだから、泣き明かしてやった。PMSって本当に厄介よな。
 自論だけど、その月いかほどストレスがかかったかによって、PMSの深刻度が決まる気がする。だから重ければそれだけ、何かにガマンしてたってことになる。いつも心当たりはちゃんとあるし、苦しい原因がわかるだけいい。それが自分で解決できない問題だとしても。

 自分のメンタルがここまで厄介なものだという自覚が私にはなかった。いつまでも心の傷が痛くて、折に触れては悲しくなって泣きたくなるのとか、もうカンベンしてくれよって、メンヘラ本人も思っていることだからね。
 でも、誰にも迷惑かけてないからいいじゃんとも思うわけ。私がひとりで苦しくたって、それによって誰も被害なんかこうむらないんだから。
 ただね、本当にここ一ヶ月はムダに悩んだね。自分が自分として生まれてしまったことは、もう変えようがないのに、そのことについてずっと悩み続けていた。自己否定が止まらなくて、自分に価値なんかないのだと本気で思ってしまって、さみしさは極限状態(正月よりだいぶマシではある)だった。
 こういうときって本当に「愛されたい」渇望がハンパなくて、冗談抜きで「誰でもいいから」という気分になってしまって大変危うい。またヤリモクに引っかかるだけじゃん。
 自分で自分を愛せないから、他人から愛してほしいだなんてグロテスクにもほどがあるんだよ。だけどそれも自分の感じた本当の気持ちだから。

 端的に言えば、「陰キャコミュ障のオタク女」であることにものすごいコンプレックスを抱いていた。自分のことなんかもちろん嫌いだった。写真に映るのも大の苦手だし、ウソでもいいから上手く笑えない自分にほとほと嫌気がさした。
 別に下の下ってほど見てくれが極端に悪いわけでもないのに、自分の顔が好きじゃなかった。でもまぁ特別美人じゃない限りはみんな通る悩みかな、これは。

 見た目も嫌いだったけど、グズな自分が何より嫌いだった。嫌いであるくせに、自信をつけるための行動なんかひとつもできなくて、なおさら自分を嫌いになっていく…その繰り返しだった。
 たぶん今まで、突破口なんていつでもどこにでもあったのだけど、気づかなかったり、見ないフリしてたり…そんなんだからガチの精神疾患にかかってしまったんだと思う。

 ひとつ言えることは、私はずっと子どもで居続けたかったってこと。誰かに世話を焼かれて、面倒を見られたかった。どんなに情けなくても本心はそうだった。
 年を取るごとにそれは「甘さ」となって自分自身に跳ね返ってきた。わかってたことだった。もうどんなに欲しても手に入らないものだってことは。だってもう子どもじゃないんだから。
 ひとつ年を取るごとに恐怖を感じた。24歳くらいからは特にしんどかったな。周りからどんどん置いていかれてる自覚はあるのに、全然動けなかった。
 今の私なら「何を甘ったれたことを」「やれば終わるだろうが」ってレベルのことすらできなかったから仕方ないんだけどさ。あのころはあのころで別の生きにくさを感じてたのよね。
 働くこと自体がストレスすぎて、顔に吹き出物がたくさんできていて、見られるのが苦痛でたまらなくて、それもあってなおさら人との交流を避けていたっていうのはあるよね…今ではほとんどできなくなったけどね。あんなにひどかったのがウソみたいに。
 大きいストレス源があると、何にもできなくなっちゃうよね。弱いって言われればそれまでなんだけど、何に対してつらさをどの程度感じるかって個人差だからね。…わかっていても、自分と他人を比べてポンコツさに落ち込むことは本当によくあるんだけど。

 ただまぁ、覚悟が決まったのが去年って話よな。31歳にして人生は自分で切り拓くものだとようやっと気づいて、子どもから大人になろうと必死にもがいた。誰かと闘うというよりは、自分との闘いだったんじゃないのかな。とにかく絶対に負けられない闘いだった。絶対に折れたくなかった。そりゃ殺気立つわな(笑)
 全然関係ない話だけど、ラインの文末に「笑」を多用するヤツは好きじゃないですね。まったく面白くない場面で使われるとより萎えるし。どういう意味での「笑」なのかひとつも理解できないので。

 で、自分の理想とする「大人としての自分」に届いたのかというと、「いや、全然?」って話。むしろまだまだ足りない。満足なんか全然してない。
 精神面での成長は著しいけれど、現実的な側面で見たときの私は、「32歳未婚独身彼氏なし貧困女」である。私の中身がどれほどアップデートされたとて、外身がこれじゃあまりにも…説得力に欠けるといいますか。
 目標としては、「自家用車をラクラク持てるくらい」稼ぎたいのよ。車を運転できるというのが大人としての理想像だったのもあるし。ペーパードライバーであることにもコンプレックス持ってるからね。まぁ免許あるだけいいんだけど。これに関しては若いとき取っといてよかったって本当に思う。時間と体力がないとどんくさい人間には相当しんどいので…

 急がば回れだなって本当に感じる。自分の人間レベルが年相応に達してないのに他者から愛されるなんてことは絶対にないのだし、愛されたければまず自分を磨けと思う。
 とはいえ年齢も年齢だから、そうのんびりもしていられないのも事実なのですが。

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