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僕とMちゃん エピソード5

続き。

2回目のデートは居酒屋。
とっても楽しかったね。二人の距離感がすごく近くなった気がしたし、これからもこういうデートを何回もしたいなぁ〜って思ったよ。

居酒屋を出たあと終電まで時間もあったし、もっと喋りたいって思ったからカラオケに誘ったよ。

居酒屋にいって、カラオケに行くって普通の恋人たちがしてるような過ごし方だね。

Mちゃんと一緒にいるときは、良い意味で日常を全て忘れることができたよ。

仕事とか家庭とか、日々、当たり前のように過ごしている日常を忘れることができた。

Mちゃんと過ごす時間は、とても刺激的で年齢や立場を忘れて、純粋に恋を楽しむことができたよ。

そんなことを考えていたら、僕は自然とMちゃんの手を繋いでいたね。お互いいろいろ考えないとダメなことはあるけれど、今は「二人だけの世界」って感じだった。

僕はますますMちゃんのこと好きになって、離れたくないなぁ〜。ずっと一緒にいたいなぁ〜って気持ちが芽生えてきたよ。

こんな素敵な子が彼女だったらいいのにな。
こんな素敵な子の恋人になりたいな。

あのとき、僕はそんなことを考えていたかな。

カラオケについて、僕は「スキ」な気持ちが溢れすぎて、ハグをしたね。

ハグをしたら磁石のように離れられなくなって、ずっとハグをしたね。

Mちゃんの匂いや、あのときのドキドキや、Mちゃんがハグを返してくれたときの嬉しさは、今でも鮮明に覚えているよ。

最高に幸せだったし僕はあの瞬間、Mちゃんのことが「好き」から、「とても愛おしい存在」に変わったよ。

もちろん好きな気持ちは変わらないけど、そこに愛が芽生えた感じかな。

ハグのあと、お互い少し照れながらキスをしたね。
そして、またハグをして…

もうお互い大人だから、今までいろんなキスをしてきたと思うけど、あんなにライトなキスは久しぶりかもしれない。ただ唇と唇が触れるだけのキス。

最後にあんなキスをしたのは学生のときかな。
人生で初めてしたキスとすごく似ていたよ。

多分、僕の「スキ」とMちゃんの「スキ」はあのとき同じじゃなかったかな。僕と同じ熱量の「スキ」をMちゃんからも感じたよ。だから、何回も何回もハグとキスをして、お互いの気持ちが落ち着くまで、とにかくたくさんしたよね。

ハグとキスを繰り返しながら、どんどん二人の距離が縮まって、どんどん二人が好き同士になっていくのをあのとき僕は感じたよ。

たかが、居酒屋。
たかが、カラオケだけど…

僕にとっては人生史上、最高の居酒屋と最高のカラオケを1日で経験できた感じだったよ。

そのあと、何曲かお互い歌ったよね。
Mちゃんは僕の好きな曲を歌ってくれたり、二人で一緒にあいみょんを歌ったりして、ほんとに僕は全てを忘れて、今、目の前にいるMちゃんのことしか僕は考えてなかったな。

あのとき僕は、ほんとうにMちゃんのことが大好きだったよ。

続く。

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