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共犯意識
リグナムバイタっていう木があるのだが
この名前を職場の納め会で聞くとは思わなかった。
これは世界で1番比重の大きい木。
比重とは、種類の異なる同じ体積の木を並べた際の重さの違いを比べたもので、樹種ごとの重さを比較する際には比重の大きさを用いる。これは余談。
要はリグナムバイタは世界で1番重い木。
どんだけ重いかというと、水に入れると沈む。
殆どの木が浮くのに対して。
木材は道管というストローの様な管の集合体。
この道管の太さと密度で比重が決まる。
道管の中は空洞で、空気が通るので木は浮く。という事なのだが、リグナムバイタの場合道管が超細く、高密度に組織されてるのでほぼ空気が通らない。なので沈む。これも余談。
本題。
職場の納め会で技術の先生(体育会系であまり得意ではない)に木彫が専門と打ち明けた。すると僕を試してきた。「世界で1番重い木って知ってる?」僕は酔った脳でも即答した。「リグナムバイタですね!」すると追質問が来た。「軽い木は?」「バルサですね!」その先生は嬉しそうにリグナムバイタについて、上述の様なうんちくを皆に話し始めた。他教科の先生からしたらマジで興味無い話だったかもしれないけど、僕はなんか職場でこんなに自分の専門に寄った話が出来るのが嬉しかった。
あと、苦手意識のある人でも、1つでも話題が共有出来ると親近感が湧く。その話題が自分にとって深いものであれば尚更だ。これが共犯意識か。。
今日から冬休み。
年末年始は少なからず制作しようと思う
1つ小さな作品を仕上げよう。
写真はクリムトです。
頑張ろう。
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