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存在しないバンドの設定

PINK・PUNK・PINK(ピンク・パンク・ピンク)とは、国籍不明のガールズ・ロックバンド。元・女性アイドルグループ。(アイドルグループ時代のグループ名は『ちゅりり』)
XXXX年に結成し、XXXX年X月X日に配信限定シングル「すきだってさ」でメジャーデビュー。XXXX年現在、配信以外での楽曲販売は行なっていない。


概要

XXXX年、音楽プロデューサー・PORISUKEの元に「今度デビューする女性アイドルグループに曲を提供してほしい」との依頼があり、依頼者であるマネージャーからPORISUKEがコンセプトなどをヒアリングし、デビューシングル「すきだってさ」を制作。のちにアイドルグループ「ちゅりり」の楽曲として配信した。

しかしPORISUKEはヒアリングの際やメンバーとの対話の中で「彼女らに『アイドル』という枠組みは向いていないのでは」と考えていた。
特にリーダーのアクリルは「すまして歌って踊ってキャーキャー言われる、みたいなのはあんま好きじゃない。ギター弾いてガンガンヘドバンして、ライブでファンと一体になるみたいな、そういうことがしたい」とデビュー以前からコメントしており、この発言を受けたPORISUKEは「バンド的なアイドルを目指すということも考えられたけど、もっと分かりやすくというか、わざわざ『アイドル』という肩書きにこだわらなくても良いんじゃないかと思った」とのちに語っている。

結局「ちゅりり」としての活動はファースト・シングルまでに留まり、すぐにPORISUKEプロデュースによる「PINK・PUNK・PINK」としての活動が開始された。

コンセプトは「ぜーんぶ、PINK!」である。言葉の通り、メイク、衣装、舞台美術、ライティングにいたるまで、ビジュアル面はピンク系統の色で統一されている。
これはリーダーのアクリルが(メンバーのポリコいわく『病的なまでに』)ピンク色が好きなためである。

楽曲に関しては、パンクロック、バラード、ラップ、テクノポップとジャンルの幅が広く、そのためファンの間でも曲の好みが大きく別れており、いわゆる「代表曲」と呼ばれるものは少ない。
ビジュアルに関しても、色がピンクで統一されている以外はバラつきがあり、特に「舞台セットは中華風、衣装は中世ヨーロッパ風」だったライブ「ぎがんと★PINK」は、SNSなどでも大きな話題となった。
また、このライブがきっかけで、ファンは中世ヨーロッパ風の服装でライブ参加することが恒例となった。

XXXX年に発売したシングル「わすれちゃったや」がバンド最大のヒットとなり、世間に名前が知れ渡るきっかけとなった。


メンバー

リーダー・ヴォーカル:アクリル(本名そのまま。生年不明、4月9日生まれ)
普段は誰に対しても丁寧に話すが、ライブにおいては口調が乱暴になり、よく叫ぶ。低く真っ直ぐ通るような歌声が特徴。
3人姉妹の長女であり、子どもの頃の夢は看護師。
特技は手品で、特にシガレットを消したり出したりするマジックが得意だが、非喫煙者で煙草を持ち歩いていないため、披露される機会は少ない。
砂糖とミルクをたっぷり入れたコーヒーが好物である。また、前述の通りピンク色が好きで、私服もピンク系統のものが多い。

ギター:ポリコ(本名そのまま。生年不明、1月1日生まれ)
普段から無口であり、ライブで話すことも少ない。単独インタビューでは普通に話すが、グループでのインタビューにおいては口数が少なくなる。
デビューするまでギターを弾いたことがなく、今も日々の練習は欠かせないという。「愛機は?」との質問に対しては「名前は分からないが、(ギターの)先生から貰ったものをずっと使っている」と回答している。
服装にこだわりはなく、普段は黒いパーカーとデニムで過ごすことが多い。好きな食べ物はラーメンの上に載った薄いチャーシュー。

ベース:ドラム(本名そのまま。生年不明、12月24日生まれ)
担当はベースだが、名前は「ドラム(本名)」である。これについては本人も「ややこしいよね」と述べている。
中学生の頃から、アマチュアロックバンドで活動していた母からベースを教わっていた。今はメジャーデビュー時に母から貰ったフェンダーのベースを愛用している。
甘いものに目がなく、生クリームのせココアを飲みながら5号のホールケーキを一人で食べられる。この現場を見たPORISUKEは「見ている方が胸焼けする」とコメントした。
メンバーの中で一番よく喋る。ライブのMC中もよく話すため、アクリルに強制的に黙らせられることがある。

ドラム:モオチ(本名そのまま。生年不明、11月11日生まれ)
ポリコよりも無口であり、インタビューにおいても言葉数は少ないが、本人いわく「話すのが嫌いなわけではない。パッと言葉が出てこないだけで」とのこと。
実家の近所に楽器店があり、子どもの頃から店によく出入りし、何となくドラムを触るようになり、いつの間にか演奏できるようになったという。正式に習ったわけではないため、演奏に粗いところがあり、粗さが良いというファンもいるが、本人たっての希望でデビュー時から現在にいたるまで指導をつけてもらいトレーニングを続けている。
酒好きであり、酒豪である。特に日本酒を好む。ライブの打ち上げでは時折話す程度で、あとはずっと飲んでいるとのこと。


ディスコグラフィ

  • 1st XXXX年:すきだってさ

  • 2st XXXX年:アタマのテッペンから

  • 3st XXXX年:Long Long Die

  • 4st XXXX年:(削除されました) 注1

  • 5st XXXX年:グリードマン

  • 6st XXXX年:無知暴虐の王

  • 7st XXXX年:不眠不休の民

  • 8st XXXX年:ジャッジメント

  • 9st XXXX年:堕ちたって極楽上等

  • 10st XXXX年:タイトル不明(笑)

  • 11st XXXX年:GUN!あたまから★

  • 12st XXXX年:道路に穴があいていて

  • 13st XXXX年:野鼠の猥歌

  • 14st XXXX年:ながい、ろうか、むこう

  • 15st XXXX年:わすれちゃったや

  • 16st XXXX年:ひっくり返した英雄と

  • 17st XXXX年:優しきギャング

  • 18st XXXX年:王様

  • 19st XXXX年:だから泣いてくれよ

  • 20st XXXX年:ご自由に

  • 21st XXXX年:世界ボーイズ

注1:これはタイトルが「(削除されました)」であり、曲目から削除されたわけではない。

なお、楽曲は全てPORISUKEが制作しているが、つどメンバーやスタッフの意見は取り入れられているとのこと。

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