ジェネレーティブAIとその先

自動生成人工知能のことをジェネレーティブAIと言うそうですね。よく知りませんが。横文字にすると、なにか素晴らしい技術のように感じてしまう日本人への洗脳がすでにはじまっているのでしょうか。

日本人はアホなので、このような技術を発達させることもできませんでしたし、このような技術を実装した社会がこの先どうなるか予見も出来ません。つまり、何もできずに、技術だけを持ってきて社会をダメにしてしまう民族です。私はそう予見しています。

いつも言っていますが、人間が楽をしたいという発想からAIが生まれました。そのような社会的土壌が、ある意味で木を茂らせ、花を咲かせたと言うこともできるでしょう。しかし、日本人はその花だけを見ています。だからいずれ土の栄養分が全て奪われて、根が腐り、木が倒れる。これが日本の未来でしょう。

下に貼ったのはとても短い動画ですが、今こそ見てほしい動画です。
重要なやりとりをしています。
このドキュメンタリー映像が好きで時々見ています。


前に土壌学の記事でも書きましたが、日本人は土(社会)を見ることが出来ません。異常にアホなのです。社会という観念を頭に描くことが出来ない民族なのです。江戸末期に陽明学が盛んになったのはそのせいです。

楽をさせない武士道社会、体育会系社会の日本ではそもそもそAIは生まれない。本来、日本では生まれるはずのないテクノロジーを導入してきてるからおかしなことが次々と起こる。自ら発達させることが出来なかったのだから、この先社会がどうなるかを予見することが出来ない。砂金採掘に使う水銀で汚染されるアマゾン川流域の原住民と同じです。一部の人間によって皆が迷惑する。貨幣錯覚に毒されて他人なんか死んでもいいと考える人間がうじゃうじゃ出てくる。

社会システムの問題は、既にボードリャールが指摘している通り。彼の論点を延長させれば予見できる。みなが近視眼で利益を追い求めることによって家畜の檻に誘導されて、その中で肉塊化(記号化)する。こういうことは頭で考えればわかる。でも、考えようとする動機は直感からくる。

社会学的な知見のある人なら問題を認識できるかもしれないけど、全員にあるわけじゃない。だから、直感力が重要。自然環境や他人を思いやる気持ちが無いとダメ太郎です。知見があっても金のためにこういう自滅のテクノロジーを推す人もいるんだから、子供の頃に直観力を養うことがどれほど大切か痛感させられる。宮崎駿の言ってることはきれいごとではないと思う。

どこにたどり着きたいのか?

皆が楽ができて幸せに生きることが出来る社会、という回答ならまだよかったと思う。そもそも、人間が楽をしたいという発想からAIは生まれたのだから。それを競争や戦争に勝つためのツールにしようとしてるなら愚かなこと。
何もできない日本人は、ただ枝の先に咲く花だけを見ている。その花の美しさだけに見とれて、守るべき大切な部分があることを忘れている。

おわり