イケメンは誰よりも先にルソーを知る

ここ最近は異常につまらないことが多くて、楽しみと言えばキングダムを読むこと。これが毎週楽しみ。これしか楽しみがない。

この作者、天才ではなかろうかといつも思う。漫画が常に面白い。
不倫していたことが問題になっていたようだが、天才は10人ぐらい妻を持てるようにしてみてはどうだろう?

イケメンはだれよりも先に「社会」を知る。

これは私の言葉。
イケメンはモテるので、タイミングによってどうしても複数の女性を好きになってしまうことがある。好きになられることもある。
その時にみなが思うはず。これが「社会」なんかよって。

一人の女性しか愛せないというのは社会的な規制であって本質的なものではない。イケメンは誰よりも先にそれを知ることになる。そして否応なく浮かび上がる。社会というものが。
本当は何人でも同時に愛せる。女性もそうだろう。ブータンではたしか女性一人が男性二人を愛せるんじゃなかったか。

とにかくイケメンは誰よりも先に経験的に「社会」という概念を獲得することになる。イケメンは誰よりも先に哲学者になるのである。従ってわたしは必然的に哲学者になった。わたしは学年で一番か二番にイケメンだったのである。理屈から勉強して哲学者になる人間は所詮イケメン哲学者には敵わないのである。

中学時代、わたしのわだかまりを解決してくれたのがルソーだった。
何かの授業で社会契約という概念を教わった。なにやら、イケメンは生まれながらに鉄鎖に繋がれているらしいと。それに私は一応納得させられた。鉄の鎖で繋がれてしまっているわたしは、ブサイクに女性を融通せねばならない。しかしこれは、社会が健全に機能するためには仕方がないのだと。
そんな感じでイケメン過ぎて異常にモテてしまったわたしは、わだかまりを解消するために中学時代に受験に必要のない道徳やら公民やらもめちゃくちゃ勉強してしまった。部活をせずにそんなことばかりしていたからイケメンかつ天才になった。クリシュナの器に選ばれたのは必然だったのである。

わたしはルソーに説得されて、どうにかこうにか複数の女性を同時に愛することは避けてこられたが、中にはそれができない人が出てくるのは当然だろう。なぜなら脳を制御しているのはポコチンなのである。脳はポコチンが生んだ器官であって、宿命的にポコチンに従属しているのである。したがって社会契約は所詮詭弁である。結局、ブサイクのルサンチマンが詭弁によってイケメンを鉄の鎖につないでるだけなのである。

わたしは中学の時から哲学者であるが、だれよりも早く哲学者であったがゆえに、理性がポコチンに逆らうことができないことも理解することができた。でも、女性をあまり悲しませることはやめるべきだろう。イケメンならまずは社会の制度から変えて複数の女性を愛せるようにすればよい。それで少子化も防げる。社会保険料なんて上げなくて良いのである。きっとブサイク諸君も理解してくれるだろう。ブサイクは社会のためにイケメンを支持すべきだ。

日本は「服従の習慣」が身についた武士道社会である。社会が決めればみなそれに従う。日本人の性質に合った即効性のある少子化対策をすればよい。イケメン重視政策をとればよいのである。イケメンは正義である。昨今議論されているように、社会が多様性を許容すべきと考えるなら、社会制度によって抑圧されてきたイケメンも解放すべきであろう。わたしは民主主義にかわるイケメン主義を提唱する。自由、平等は嘘である。ブサイクの人は諦めてほしい。嘘をまん延させ人類を破滅に追い込むのやめるべきだ。ブサイクのルサンチマンは人類自滅のトリガーでしかないのである。今こそ社会のために、ブサイクが鉄鎖に繋がれるべきなのだ。

おわり