この録音を聴いていました。良かったので記事にします。
私、ツイッターのスペースは基本聴かないんですが、長尾先生のファンなので聴いてみました。

二大巨頭の決起集会!福島雅典京大名誉教授の重大決心
https://twitter.com/i/spaces/1mrGmkWwBWQxy


内容:

薬害にどう立ち向かうか、というテーマで対談したもの
※薬害に対し、具体的にどう対応すべきかを語っていて素晴らしい内容でした。被害者の視点と支援者の視点の両方から語られています。福島教授が実際に薬害訴訟をしたことがあるようで非常に具体的に語られていました。

簡単なまとめ:
①被害者の視点
とにかく証拠を集めておく。メモやら診療録やら。訴訟するつもりでやること。亡くなられた方は訴訟すべき。

②支援者の視点
支援組織を財団法人として作り(登記してHPもつくること)、医師など支援者が参画しやすい体制をつくること。

②共通の視点
厚労省が通知を出しているのに、自治体に相談窓口がない、機能していない場合などについては、行政に情報開示請求をすること。(私見ですが、情報公開請求というのは公開質問状みたいなものなので、そうすることで、行政としては対応せざるを得なくなる。)

感想:
被害者にとってはものすごく重要な内容だと思いました。とにかく、接種してしまった方は体が今後どうなるか分からないので、今すぐにでもしっかりとした支援体制作りを始めるべきだという主張に完全同意。被害者側がアクションを起こさなければ行政や企業は逃げるので訴訟すべきとういう考えにも同意。情報公開請求すべきという考えにも完全同意。喧嘩が上手そうな教授が出てきてくれてよかったな、と思いました。


(この下の項目は長くなり過ぎました。録画の内容とは直接関係ないので暇な人だけ読んで下さい。)

私からのアドバイスなど:
福島教授も情報公開請求していて訴訟まで行きそうな案件があるそうです。わたしも時々「公文書公開請求」をやりますけど、行政は都合の悪いことは必ず「不開示決定」してきます。これは絶対にしてきます。ニュースでは国の問題が取り上げられることが多いですが、国よりも地方の方が酷いんです。地方分権には問題がある。したことある人ならわかると思いますが、普通に考えて絶対に出してこなきゃいけないものでも、行政に都合の悪いものは「不開示決定」してきます。理由を「廃棄済みと」か「該当文書なし」とか、平気で書いてくる。だから、情報公開請求をやったことがある人は行政がいかに根性の腐った組織かわかってると思います。本当に酷い自治体がある。(そんなところと提携してる新聞社も本当に腐っていると思います。)接種してしまった人は、日頃から行政に不信を抱かず、情報公開請求をしたことなくて、行政を信じ切っていた人だと思います。基本的に信じちゃだめです。

みなさん勘違いがあるんですが、行政は自分たちにとって都合の悪いことを隠すためなら平気で法律違反をやるんですよ。それから、税収が減る、一般財源が減る、ということに対して異常に敏感で、そうならないよう組織ぐるみで違法行為をしたりします。自分たちの給与が減るのが嫌だからです。それだけじゃないとは思いますが、そういう基本的な行動原理があるから今回もワクチンに飛びついたんだと思います。経済を回さないと自分たちの給与が減るかもしれないと考えるからです。で、それが失敗だと分かっても誤謬性の原則により方針転換できない。

情報公開請求の使い方としては、欲しい資料を請求する方法や、やるべきことをやらせたり責任者を明確にさせるために「決裁文書」を請求する方法など、いろいろあると思います。ウォルフレンの著書を読むと、行政機構の責任体制が不明瞭のように感じますが、実際はそうではなくて、責任体制は比較的明確になっているんですよ。だから責任者を知りたい場合は「決裁文書」を請求します。これは請求すると出てきます。物事を決めた責任者というのは必ずいて、その際に必ず決裁文書を作成しなくちゃいけないからです。

ウォルフレンは行政機構を問題にしているけど、実際に問題なのは司法なんです。特に行政訴訟は司法が機能してないんです。不開示決定(これも行政処分の一つ)されると、次は行審法に基づいて審査請求するんですが、これも身内で審査されて不開示が追認されることが多いので、結局、行訴法に基づいて訴訟することになります(これを行政訴訟という)。でも、裁判官が行政を贔屓するんです。だからほぼ勝てない。司法が問題なんです。日本の司法は行政の下請けなんです。

いつも言っていますが、こういうことをやらなくて民主主義が上手く機能するわけないんですよ。「情報公開請求」したり、「請願書」を出したり、「行政指導の申立書」を出したり、やっぱしなくちゃいけないと思います。みなさんが傍観者だから結局行政がダメ組織になるんです。ダメ人間しか公務員になんてならないんですから、日頃から監視してないとダメ組織になるに決まってるんですよ。みなさんのせいでもある。民主主義を人任せにしてちゃだめなんですよ。

それから、録音のなかで保険医協会が(好意的に)何度か出てきますが、私はここにがっかりさせられたことがある。私はこんな性格だから、とある自治体の医療制度に関連する違法行為に遭遇してひとりで行政とガチ喧嘩したことがあります。その時にある人から紹介されてこの組織に協力を求めたことがあったけど軽くあしらわれました。結局ひとりで情報公開請求しまくったり、国に行政指導を求めたりして自治体の違法行為を改善させましたけど、全部ボランティアです。なぜなら行政にムカついたからです。正義マンと揶揄されるかもしれないけど関係ない。私はムカついたらやる。

ここは共産党系。私は共産党にはめちゃくちゃ文句がある。あまり文句を言うと暗殺されるかもしれなので少しだけ。この政党はワクチン推進側。兵庫の知事選挙では候補者が保健所の拡充を主張していたけど頓珍漢。保健所にはそもそも災害をコントロールする力もノウハウもなかった。そのことに早く気が付いて実行力のある体制を早期に構築すべきだったと思う。共産党は保健所や医療従事者を楽させるためにワクチンを推進したんだとしたらとんでもない政党。木だけを見て森を見ていない。公務員の代弁者だとしたら本当に不信感しかない。ちなみに、私に支持政党はない。時に保守、時にリベラルを支持する。バランスを取るように心掛けている。

話しが長くなりました。
私のアドバイスの内容は完全に個人的経験に基づくもので、もしかしたら勘違いがあるかも知れない。私の運が悪かっただけなのかもしれない。運が悪いということは多々あると思います。しかし、孫崎享さんも言っているように、ここ数年、リベラルの方向性は完全におかしい。

以上

(ご参考)
孫崎享さんの動画。
前にも一度記事で紹介したけど、素晴らしいことを言っているのでもう一度紹介します。
政治なら孫崎享氏、医療なら福島教授という感じでしょうか。
ド正論をぶっ込める喧嘩屋は頼もしい。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=WeTX0EIUmIc

尚、アドバイスなどと偉そうなことを言っていますが私は単なる一般庶民です。プロ市民でもないしヤバそうな組織に属しているわけでもない。普通にそこら辺にいる普通の人。