夢に「めぞん一刻」が出てきて、起きた瞬間、この記事を書いています。
そういえば、物理学者の南部洋一郎さんは枕元にいつもノートを置いていて、起きた瞬間こういう感じだったらしいです。

先日、自分にとっての豊かさは美味しいものを食べること、なんて書いておきながら、ここ数日、本当の豊かさとか、幸せについて考えていました。それで、とても重要なことが夢に出てきてしまいました。
高橋留美子さんのめぞん一刻です。

なぜ出てきたのかはわかりませんが、これ大好きなアニメです。漫画が原作です。
よく考えたら、宮崎駿のナウシカと同じくらい好きです。
なぜこれまであまり意識しなかったんだろう、と少し考えてみると、夢に出てきたトリガーは最近海外でスラムダンクが流行っているという記事をネットで読んだからだと思います。

素晴らしい哲学書が凄く身近に在って、自分は既にそれを何度も読んでいたのに、それを素晴らしい哲学書だと気が付いてなくて、意識に上るすれすれのところをフワフワ漂ってた、そんな感じです。

うん、これです。
幸せとは何か?その答えは全部この漫画の中にあります。
内容はネタバレするのが嫌いなので言いません。
お金よりも、地位や名声よりも重要で大切にすべきものがある、ってまさにそんなテーマで描かれた漫画であり、アニメです。いや。余計なものを持っているからこそ、手に入れられなくなるのかもしれません。
漫画とアニメは少し内容が違っていて。漫画の方が少し大人向けです。

いつも思います。
難しい哲学書なんて読まなくても、日本にはすでに素晴らしい哲学がある。
それは宮崎駿のアニメであったり、高橋留美子の漫画であったりします。この世代の漫画はよく考えてみるとお勧めが山のようにあります。

日本の学者は嘘付きで恥さらしのような悪人が多いけど、アニメや漫画のクリエーターは本当にすごい人が沢山いる。アニメや漫画だからってバカにせずに、そこら辺に転がっている哲学書よりも、ニーチェよりもリオタールよりも、もっともっと価値があるということに気が付いてほしいと思います。

今、日本を引っ張っている世代のサラリーマンはみんな読んでるはずなのに、それでも世の中が上手くいってないのは、きっと、身近にあるものの本当の価値に気が付いてないからではないでしょうか。自分たちが読んできたものが、難しい哲学書よりも価値があって、重要なことをストレートに教えてくれていたことに気が付くべきだと思います。

チルチルとミチルじゃないですが、本当の幸せはすぐそばにある。
本質論は難しい本の中だけで展開されているものじゃないです。
それに気が付かない間に指の隙間から零れ落ちて、二度と取り戻せなくなる前に、そのことに気が付いてほしいです。

おわり