ロケットを上げられない理由

ロケットを発射できなかったことに関して、おかしな言説がまかり通っていると思います。応援側、批判側共に全く分かってないです。
失敗か中止かなんてどうでもいいです。それ以前の問題でもう無理です。
失敗以前の絶望です。成功したって先があるように思えません。
泣いたってだめです。こっちが泣きたいですよ、冗談抜きで。

もう、こんな負け戦ばかり見せられて国民はうんざりなんですよ。
こっちは公務員に税金払いたくなくて消費も極力抑えてタックスシールドしまくっています。理由は、ムカつくからです。会見であんなエクスキューズ見せられたら、さらに私の財布のひもは固くなります。今後も税金を極力払わないように防衛するつもりです。

まず、日本は技術力がもう圧倒的に無い。
スペースXから引き離されすぎ。お話にならないレベル。
機体の制御技術がない。これはBEVの自動運転も航空機も同じ。
もう、全くダメなんですよ。全てにおいてダメだから理由は論理的に説明がつく。私は構造の問題を指摘してきた(下のリンク)。

予算の話をもちだしてこれが少ないと言う人がいますが、イーロンはペイパルで儲かった資金を個人的にスペースXに全力投入してきた。資本主義って極論をすれば生きるか死ぬかの戦いだし、アメリカではそれが面白いと思って楽しめる人がやってる。いつも言ってますが、楽をしたい、楽しみたい、って発想が資本主義には必要。それが無いなら鎖国でお願いします。

競争を楽しめずに泣いちゃう人には無理です。
あそこでジョークの一つでも飛ばせないとダメ太郎です。スペースXを見習いましょう。サムライの切腹を見せられてもこちらが困ります。
もっと楽しみましょうよ。人生は一度きりですよ。

私は個別の事象についてあれこれnoteで文句を言うことを控えています。本質論が見えにくくなるから。日本アホバカ教の皆さんには、常に物事の本質を見据えてほしいと思っています。もはや世界の未来はわれらに託されているのです。本質を捉えられないと暗記バカよって間違えた方向に誘導されてしまいます。そんな時代になりつつあります。

ロケットの問題に関しては重要な本質論が潜んでいると思います。
日本は資本主義をやりたいのか共産主義をやりたいのかが不明です。この国の人は都合の良い時に資本主義を持ち出したり共産主義を持ち出したりして詭弁が多い。予算が少なかったというエクスキューズは共産主義ではないのかな。イーロンはスペースXに自分の資金も全力でつぎ込んでオールインしてきた。彼はテスラにおいてもBEVを普及するために充電設備を自前で整備してきた強者です。他社に笑われながら充電設備を全部自前で整備したんですよ。これが本来の自由競争で資本主義。

一方、電子制御は中国も得意です。AI技術でも一気に追い上げてきてきました。前も話しましたが、物事を統制しようとする考えは共産主義と相性が良かったんです。日本はどっちつかずでいつもゆらゆらと揺れてるなんだかよく分からない昆布みたいな国。思考の抽象化も苦手だし論理性もない。資本主義でも共産主義でもない、体育会系が支配する武士道社会だし既得権社会。そして葬式仏教国(葬式の時だけ仏教する国)。葬式仏教って改めて考えると的を得た言葉ですね。本当に、日本人は都合のいいときにだけ都合のいいロジックを持ち出してくる。

この国は暗記バカが多数ですが、暗記バカだけあってまるで論理性がない人が多い。または、分かってるけど言い出せない、金のために忖度してしまう、そんなろくでもない人間が多数です。そんな人生が楽しいって思ってるんです。そして結局、8割もワクチンを打たされてアフリカ以下のダメ国家になってしまいました。バカみたいに暗記勉強して大企業でバカみたいに働いても、結局多くの日本人はアフリカ人以下だったという落ちです。これは前も言いましたが、日本アホバカ教のみなさんはこのことから教訓を得る必要があります。世間でさらっと素通りされることの方にこそ教訓は隠れています。

製造業の問題に関しては時々スイスのABBを取り上げて話しています。もともと世界最大の重工業メーカーだったところです。日本の重工業メーカーと同じで色んな事業を手掛けていたメーカーでしたが、事業を選択して今ではロボティクスやFAなどに特化しています。

日本の重工業メーカーは数も多いし、それぞれが多くの事業をやってリスクマネジメントしているけど、基本理念が海外と違う。日本はそれぞれの事業を、これも極論すれば職人任せで杜撰に管理して、事業部門を多く抱えることでリスクを分散させようとしている。今時こんなことをやって国際競争に勝てるわけない。日本の場合、経営者に将来を予見する能力が無くて、自分の責任回避のために複数の事業を保持してるだけ。日本ではこれを全方位戦略と言うらしい。

こういうやり方はとても日本人らしくて、私はこれを「恥の文化」と言ってきました。護送船団方式も同じ基本理念から生まれたものです。業界ですぐに談合してしまうのも同じ。経営者のくせに失敗して恥をかきたくないんです。資本主義なのに勝負することが出来ない。勝負を楽しめない人が経営してる。だから従業員含めみんな仕事が楽しくない。なぜ資本主義をやっているのか謎。日本はこんな体質のまま世界と競争している恐ろしい国。これがどれだけ無謀なことなのか、本質論で考えられない人には理解できないようです。

解決策としては、いつも言ってますが国際競争をやめたらいいだけ。勝負を楽しめないのに資本主義やってて日頃から従業員には偉そうに言ってる経営者はダサいです。やってることと言ってることに完全に矛盾がある。だからまともに脳みそ入ってる従業員はバカらしくなって会社を辞めてラッパーにでもなってる可能性があります。詭弁が多い所にいると疲れるし人生の損だからです。頭のいい人間は一度きりの人生を損したくないと考える。これがまともな人間。日本は給与だけ上げても厳しいと思います。経験的に、詭弁が多い日本的な職場は本当に優秀な人には合わないと思います。そういう人を見てきました。優秀な人は優秀だから人生を楽しみたいと思ってるんですよ。日本人はそこが理解できない人が多い。

昨今は大企業が一点突破でマーケットに風穴を開けてきているケースが目立つ。テスラやスペースXのことは既に言ったけど、サムスン、TSMC、AMSLなど。とにかくそんな潮流。そしてこの流れは、当たり前に予見できること。もう何十年も前から言われてきたことなんですよ、日本の重工業メーカーは問題あるって。

そもそも、何でも屋って公務員みたいなものです。経営者だけじゃなくて、暗記バカの従業員も同じで、ほとんどの人がやりたいことがあって会社に入るんじゃない。みんな公務員になりたいだけ。日本の場合、民間企業に行くのは公務員より給与がもらえる公務員になりたいから。日本はそんな人がうじゃうじゃいる。

でもね、私は批判してるんじゃない。
これは日本人の性質。もう国際競争で勝てることはありません。
でも負けない方法がある。
つまり、鎖国しかありません。

おわり


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