高畠地域留学ー熱中すること
3/4〜3/9の期間、山形県高畠町の地域留学に参加しました。参加した理由は「地域」や「教育」という言葉を見て、直感で行きたいと思ったからです。期間中、地域で生きているいろんな方のお話を聞き、共通している部分があるなと思ったのでそこに焦点をあてて書きます。
まず自分が「熱中している」ことが循環を生む
お話を聞く中で、「どうしてこの活動を始めたのか?」「地域おこし・町づくりとは何なのか?」という話になると、「自分がやりたいから」という言葉が返ってきました。 自分が「好き」やから、「熱中」しているからこそ。 不思議なことは、これが自分と相手との関係、地域との関係において良い循環を生んでいるということです。お互いに持ちつ持たれつの関係になっている。熱中は没頭しているという意味から、脇目も振らずに自分のやりたいようにするというイメージがあり、それが自分勝手なことだと捉えがちでした。でも、自分が熱中していることは、自分勝手で利己的なこととイコールにはならないのではないかと思います。 熱中のベクトルが自分ではなく、人や地域に向いている気がします。
そして、その先にしか見えない世界がある
上に書いたことまでは共感できた部分ですが、その方のこれから考えていること、やりたいことが私にはまだ分かりませんでした。一生懸命お話を聞きましたが、一つ上の視点から見えている世界のようで、私はまだそこに到達していないからか、分かりません。 それは、私が、まだ地域に関することを何もしていないから。かといってそこに引け目を感じているわけではないし、慌てて今から一個上の視点を持とうとしなくていいと思います。以前、違う地域プロジェクトに参加したとき、同じ参加者から「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」という言葉を教えてもらいました。そのときは深く考えず「賢者にならなあかんなぁ」と思いましたが、私は、自分がやって経験を積まないと納得しないので愚者だと最近は思います。でもそれでいい。それがいい。一気に上の世界観へ行くことを考えず、今はやりたいことに熱中する。そうすれば、いつか今回の話の意味が自分なりに理解できるのではないかなと思います。
最後に
ここで言うのもなんですが、最初から最後まで人の温かさに触れた留学でした。初日は体調を崩して、到着早々に宿で休ませていただきました。最終日は夜行バスで帰る予定が、電車で降りる駅を一つ間違えて夜行バスも終電も逃し、もう一度お迎えにきていただき1泊することに…。
ご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。
でも、それも含めて忘れられない思い出です。
ありがとうございました!