緑紫ドフラミンゴの足取り

わざわざ見に来て下さった皆さんこんにちは。レン(@okuroto20)と申します。緑紫ドフラミンゴについて4弾環境初期から使ってきて愛知CSでは6-3という成績を残すことができたので、自分の考えを言語化して残しておこうかなと思ってNoteを書こうと思い至りました。早速内容に入りたいと思います。


【構築】

最初期の構築

環境始まる直前、研究をしている友達から「Firm型のドフラが熱い!」と教えてもらい、もらったレシピをいじった型。この構築に至るまでの課題は2つ。Firmとドンキホーテファミリーを同居させるとサーチが安定しない(特にナミの3枚サーチ)事。サーチ回数は圧倒的にFirmが多いのにFirmにフィニッシャーがいない事。そこで、基本的にはFirmを中心におき、ドンキホーテファミリーについては引けたら強いカードのみを採用することによって軸を決めました。そしてFirmのフィニッシャーいない問題については、ダグラスバレットとの競合の結果、ウタを採用するに至りました。ウタについては、7ルフィで並べたのちにウタを置く事でかなり盤面を強くできる事、この時点では最大のライバルであった白ひげに対しての防御力が上がる事を大きく評価し、また使用感も悪くなかったためこの型が出来上がりました。結構気に入って使っていましたが、問題点としてここまでしてもサーチがブレる事、ディアマンテを出したいけど出すタイミングがない事が徐々に浮き彫りになってきました。そこで、さらにFirm特化させないとダメなのか、と考えていたところ初代海賊王ジョーカーさんの構築に出会います。

より競技を意識した構築へ


これはかなり良かったです。

ジョーカーさんの構築を下敷きに、自分達なりに弄った構築です。といっても1枚しか差し替えていないのですが(笑)
この構築は本当に強かったです。このデッキで6/17に行われたブラロCSに出場し、惜しくも決勝トナメ進出をオポネントで逃すという所まで行くことができました。

まー見事に赤一色。この辺から「このデッキ白ひげに勝てるんじゃね?」という感覚が芽生えました。

ここで自分で確立した戦術は2つ。①ブロッカーを積極的に寝かす事と、②白ひげ相手には6000を優先して立てることで一回でも多くブロックさせる事
①については、この構築はルフィ、クイーンという2つの強力なブロッカーが妥協なく44採用されています。そこで、ウタも含めると毎ターンブロッカーが並ぶかなり硬い構築です。だからこそ、ブロッカーは寝かせます。特にルフィについては、7000というサイズもあり相手側としても寝かせたとしても殴りづらい対象です。よっぽど取られません。そして立てたターンに巣がき、白滝込みで何回かブロックしている事が多いです。そうして稼いだライフの余裕をフルに活かし、殴れる時に殴ります。勿論、最終盤ブロッカーがいないと困る場合を除き、ですが。寧ろ、終盤は置物にせざるを得ないことが多いため、それまでにこのカードで稼げるアドを最大限取るために殴ります。この辺の塩梅は、やってる間に分かってくると思います。
②については、そのままです。白ひげ対面での4ドン、5ドンでの優先順位をそれ以外のデッキと前後させました。
大半のデッキは
①ナミを立てる。
②6000アタッカーを立てる。
③ブロッカーを立てる。
としていましたが、白ひげについては①と②を逆転させました。
理想の動きとしては、4ドンで6000アタッカーを立てる。6ドンで6000アタッカーとリーダーで6000リーダーに行きつつ、ナミを立ててサーチします。そして8コストで7ルフィウタを立てつつ、再び6000アタッカーで一回殴ります。ここの1ドンはハンドによって、ナミの空殴りに使うか、リーダーにつけて叩くか選択して下さい。
こうする事で、相手に悠長に構えさせない事ができ、尚且つ白ひげは盤面をさわれないことが多いため、最大限6000アタッカーが動きます。
と、こんな感じで動く事で、ただ待つだけのコントロールデッキから、相手のリソースを少しでも削りつつドフラミンゴでフィニッシュするという美しい流れが完成します。白ひげに対する苦手意識が一気に消えました。ありがとう海賊王。

CSに向けて

CSに向けて、自分の気持ちはほぼドフラミンゴで決まっていましたが、直前でとある事件が起こります。それは「CSにてレベッカが成績を残した」ことでした。最悪です。このデッキはボードアドバンテージの鬼のようなデッキですので、そのボードアドバンテージを上から叩き潰すような、より上位のコントロールであるレベッカには太刀打ちできません。これについては、ドフラミンゴ使い諸兄から「いや、そんな事はない」というお叱りを受けそうですが、私としては勝つ方法が思い浮かばず絶望していました。友達に組んでもらったレベッカにボコボコにさせる日々。かなり心は折れていました。一度「7ルフィを着地狩りすればまだ戦えるのでは」とあまり上手くもないエースに逃げようと思ったほどです。ですが、一緒に出場する友達からも「レベッカは1週間でそんな増えないよ!」と励ましてもらい、また白ひげで対面してもらった際やはり勝率が大変良かった事からドフラミンゴを信じる選択をしました。愛知予選ではこのようなレシピを採用しました。

最終稿。使い勝手が大変よく扱いやすいと思います。

このデッキに至った経緯としては、やはり一つ前のデッキが感触良かったのでそこを基盤としつつ、一点問題視していた手札にカウンター値がないことが多いという部分を解消する事、そして昨今赤緑ローや白ひげへの勝ち筋を太くするために採用されているシュガーを採用することを意識しました。デッキ作りは難航しましたが、お気に入りであったクイーンは終盤にしか使わないという明確な役割を持たせる事で減らし、ルフィ、テゾーロについてはカウンター値がないため嵩張りやすいという視点から抜き、同じくアルマードと白滝も強いのですが使い所を選ぶため減らし、空いた枠にカウンター2000とシュガーを入れ込みました。ここまでする事で手札のカウンター事故はほぼ無くなり、またシュガーが入った事によって選択肢も増え非常に器用さが増しました。

5戦目と4戦目逆でした。

結果としては、6-3感想という結果となりました。やはり白ひげに対する勝率は素晴らしいです。
当たらないようにお願いしていたレベッカには、なんと5戦目に今大会優勝者のサイーデさんと運悪く(運良く)相対し、ボコボコにされました。疲れていた事もあって処理のミスや勘違いで時間をとってしまい申し訳なかったです。この場を借りて謝罪します🙇‍♀️
では次に採用不採用カードについての考えを話していきます。

【採用不採用について】

①パンクギブソン

ぶっちゃけこのカードの為の項と言っても過言ではありません。ギブソンは強いです。それは間違いない。カウンター効果もトリガー効果も最上位のカウンターカードです。ではなぜ採用しなかったか。自分は、プレイの一貫性を高める為に採用ませんでした。
このデッキのやる事は「大型ブロッカーを並べてライフを守りながら勝つ」ことだと思っています。ですから、巣がきと白滝の両採用にしています。
ギブソンを入れるとすると恐らく白滝の枠なのですが、そうなると明確に役割が変わってきます。ギブソンは主に赤緑ローや赤ゾロのキャラ全般、白ひげの4マルコを寝かせる事に重きを置いています。ですので、ボードアドバンテージに重きを置くならギブソン、自分のように守り切って勝つ、というビジョンなら白滝となると思っています。また、ギブソンは4から殴るなどケアがしやすいですが、起き上がる系統のカウンターはドン計算が狂いやすくケアしづらいです。そこも白滝を気に入ってる点の一つです。

②ユニオンアルマード

これは、2つの点で大きな役割を果たす為採用しています。一つはトリガー。これを2枚採用する事によってドン加速トリガーを6投することができます。このゲーム、1ドンを加速すると一気に形成が傾きます。それが早いターンなら尚更です。バカにできない効果のため重宝しています。二つ目は、ナミやテゾーロを一枚で守れる点です。言われなくても、と思われる方も多いと思いますが、現在このカードが抜けている構築の方が主流のように思われます。そのため、これらの手札を増やす要員を大きくドンをつけて殴ってくることが少なくありません。ドンをマイナスして殴ってくるエースやブルックの対象になることもあります。そういった場合に、パワーが足りていなくても一枚で守り切ることができます。決まるととてもコスパの良いカードですので採用しました。
余談ですが、白滝とアルマードを組み合わせて使うことでルフィがたとえいくつで殴られようと絶対に2回守るマンになるのも好きです。

【4.5弾環境を生きていくドフラ】

4.5弾環境が来ました。ぶっちゃけ6000リーダーがキツイですね。赤紫ルフィについては脆いところをついてひたすら序盤に殴ること、ブロッカーも大事ですが10ルフィを警戒しないといけないので、シュガーを優先して立てることを意識する事が必要かなと思いました。それ以外は白ひげと同じ対処ですね。ローについては、どちらの弾が先に尽きるかです。ひたすら面を広げましょう。この対面に限って、並ぶのは5000ラインが多いので、寝ているキャラをひたすら殴りにいくことをオススメします。我慢し続ければロングゲームで強いのは間違いなくこちらですのでナミや4コス6000を戻されても平然としていましょう。キッドは・・・よく分かりません。自分も三船長はキッドから入ったのですが、一番無難で一番平凡なリーダーなイメージです。自分の強い動きを押し付ければ勝てると思います。
結論、三船長は、混色ドフラにとって大きく有利でも大きく不利でもありません。4.5弾環境でもやれるリーダーだと思います。ゾロ、白ヒゲが再び環境トップですので、逆に追い風かなと感じます。レベッカが増えつつありますが、割と当たらないことも多いので思っていたより快適です。

【まとめ】

新カードが続々出てますね。特にステージはどうなんでしょう。6ドンでディアマンテ、8ドンでディアマンテに1、シュガーで2、ステージで5ドン使って次の10ドンで爆破みたいな動きは強いかなと思って見てましたが、それホントにやる価値あるんけ?みたいな感想です今の所。ともあれドンキホーテファミリーが大量に増えたのでFirmはお役御免なのかなと少し感じています。きっと次弾は構築がガラッと変わるんでしょう。少し寂しですね。
見ていただいて本当にありがとうございました。


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