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$タイガーマスク 狭山とおる



$『タイガーマスク』は、原作:梶原一騎・作画:辻なおきの1968年の日本漫画、日本のテレビアニメ。

概要

1968年から1971年にかけて、以下の漫画雑誌に連載された。

知名度の点では、『巨人の星』や『あしたのジョー』と並んで、梶原一騎の代表作に数えられる。

作品の特徴としては、

  • 同じ孤児という出自で格闘技の世界に身を投じる『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈と、本作の伊達直人の好対照[疑問点ノート]

  • 「大金を稼げるようになったのは虎の穴のおかげ、恩知らずは死ね!」と断じる“育ての親”との死闘という、『巨人の星』の星親子よりさらに壮絶さを前面に押し出した物語としての側面

  • あるいは、孤児に試練を与え、勝ち残ったものだけを育てる虎の穴と、孤児を無条件で支援する伊達直人の「孤児支援への姿勢」に関するイデオロギー対立

  • 梶原一騎の家庭がキリスト教だったので(本人はクリスチャンではない)、キリストの「自己犠牲の愛」を、伊達直人の生き方に反映。

などが指摘されている。

あらすじ

孤児院「ちびっこハウス」の伊達直人は子供の頃に動物園の虎の檻の前でケンカをして相手を叩きのめしたのがきっかけで、悪役レスラー養成機関「虎の穴」にスカウトされる。

虎の穴での殺人トレーニングをこなす日々の中で、自分と同じような生い立ちを持つ孤児たちに、同じような苦しみを味わわせたくないという想いを抱くようになり、虎の穴を卒業。悪役覆面レスラー「タイガーマスク」としてプロレスデビューをしてからは、収入の一部を孤児院へ寄付するようになった。当初は虎の穴へのファイトマネーの半額という上納金は支払った上で、自分の手取り分の範囲内での援助を考えていたが、自分の出身施設である孤児院「ちびっこハウス」の窮状を知り、虎の穴へ納める分まで寄付せざるを得なくなる。虎の穴はタイガーを裏切り者とみなし、タイガーを倒すための刺客を次々と送って来る。

同じ裏切り者となるなら、せめて後輩となる「ちびっ子ハウス」の子供たちに恥じない戦いをしたいと、悪役からフェアプレーで戦う正統派スタイルへ転向。当初は、身についた悪役ファイトが抜けきれず、また正攻法では大物レスラーを相手に通用しないので、苦闘の連続だった。レフェリーの目を盗んだ喉笛へのトウキックなどの隠し技を使うこともあったが、ジャイアント馬場にあっさりこれを見抜かれ、以後封印する。

やがて、ウルトラ・タイガー・ドロップ、フジヤマ・タイガー・ブリーカー(アニメでは「ウルトラ・タイガー・ブリーカー」)、タイガーVなど、独自の必殺技を開発していく。

しかし、虎の穴が次々と送り込んでくる悪役レスラーたちとの死闘の中、反則に反則で応えてしまうこともしばしばあり、「虎の穴」で身についた悪役スタイルと正統派でありたい意識の中でながく葛藤した。直人がこの苦悩から解放されるのは、ミル・マスカラスの弟、エル・サイケデリコから、正統派のイメージにこだわるあまり、ルールで認められた5カウント内の反則まで否定してしまった兄の苦悩を聞かされてからである。

この助言を受けて、ようやく虎の穴の呪縛から逃れ、テクニックでも反則技でも一流だったルー・テーズの再来を目指すこととなる。ドリー・ファンク・ジュニアとの世界タイトルマッチが実現、ぎりぎりまで追い詰めるものの、ジュニアはセコンド・シニアの指示でレフェリーの沖識名を殴打、苦し紛れの反則負けにもちこまれタイトル奪取ならず。大阪での再戦当日、直人は車にひかれそうになった子供をかばって死亡した。最後の力を振り絞って所持していた虎の覆面を近くの川へ投げ捨てたため、伊達直人の事故死とタイガーマスクの失踪はむすびつけて考えられることはなかった。

$タイガーマスク(1) (週刊少年マガジンコミックス) Kindle版


全米プロレス界を震えあがらせた“黄色い悪魔”がついに還ってきた!! 血の海と化したアメリカマット界をあとに、母国日本に現れたタイガーマスク。「相手を叩きのめしての反則負けこそ我が誇り」と公言する彼を、無敵の悪役(ヒール)レスラーに育てあげたのは、アメリカ地下プロレス組織“虎の穴”。彼自身が育った施設“ちびっこハウス”のため、虎の穴の鉄の掟を破ってしまったタイガーの元に、地獄の死刑執行人ったちが次々と送り込まれる……!! 果たしてタイガーマスクは、虎の穴が放つリングの殺し屋達に打ち勝つことができるのか!?

$購入者引用・編集
戦災孤児として孤児院「ちびっこハウス」で暮らしていた伊達直人は、ある日、動物園に行き、虎の強さに感銘を覚え、「俺は虎のように強くなりたい!」と叫び、行方不明となる。
直人は、レスラー養成機関「虎の穴」にスカウトされ、「虎のように強くなる」ために、厳しい訓練に耐え、そして、遂に「虎の穴」を最高の成績で卒業し、最強の証である、虎のマスクをかぶり、
「タイガーマスク」として、プロレスラーとなる。
虎の穴は慈善団体ではないので、虎の穴出身のプロレスラーは、ファイトマネーの半分を、虎の穴に納める義務があった。
直人は、最初は決まり通り、虎の穴に金を納めていたが、自分が少年時代を過ごした「ちびっこハウス」の窮状を見て、虎の穴に納めるべき、ファイトマネーまで、「ちびっこハウス」に寄付してしまう。
虎の穴は直人を、「育ててやった恩を忘れた恩知らず」扱いし、制裁のため、虎の穴出身のプロレスラーを刺客として送り込んでくる。
こうして、タイガーマスクと虎の穴出身のプロレスラーとの闘いが始まった。
本作品はアニメ化されていますが、漫画版とアニメ版では「結末」が全然違いる。
漫画版の「結末」には批判が多く、抗議の手紙が沢山きた、と、後年、漫画版の作者、辻なおき氏は語っている。
原作者の梶原一騎氏は、漫画版に、実在するプロレスラーを多数登場させ、事実を大げさに拡大解釈して、漫画に反映させたため、一部のプロレスラーから抗議があったそうです。

まあ、それが梶原氏の、梶原氏たる所以(ゆえん)なので、大目に見て欲しいところ。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B01E8ABILM

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1969/5/20)

  • 発売日 ‏ : ‎ 1969/5/20

  • 言語 ‏ : ‎ 日本語

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梶原 一騎

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画像提供依頼:顔写真の画像提供をお願いします。(2021年11月)

梶原 一騎かじわら いっき

$本名高森 朝樹たかもり あさき生誕1936年9月4日

日本・東京市浅草区石浜(現・台東区)死没1987年1月21日(50歳没)

日本・東京都新宿区河田町(東京女子医科大学病院)国籍

日本職業漫画原作者小説家映画プロデューサー活動期間1953年 - 1987年ジャンルスポーツ漫画・劇画代表作『巨人の星』(画:川崎のぼる)『あしたのジョー』(画:ちばてつや)『タイガーマスク』(画:辻なおき)他多数受賞第8回:講談社児童まんが賞(『巨人の星』)2005年:東京アニメアワード特別功労賞(原作者部門)公式サイト梶原一騎 Official Siteテンプレートを表示

梶原 一騎(かじわら いっき、1936年9月4日 - 1987年1月21日)は、日本漫画原作者小説家映画プロデューサー。本名は高森 朝樹(たかもり あさき)。高森 朝雄(たかもり あさお)の筆名も使用した。格闘技やスポーツを題材に、男の闘う姿を豪快に、ときには繊細に描き出し、話題作を次々と生み出した。自身の型破りで豪快な生き方や数々のスキャンダルでも話題を呼んだ。身長180cm、体重85kg。空手五段、柔道二段(1983年7月28日の自己申告)。

1966年から『週刊少年マガジン』に連載された漫画巨人の星』の原作者として名声を上げ、以後『あしたのジョー』(高森朝雄名義)、『タイガーマスク』など、いわゆる「スポ根もの」分野を確立した功績をはじめ、多くの劇画・漫画作品の原作者として活躍した。

弟は漫画原作者、空手家真樹日佐夫。妻は高森篤子(1945年3月5日 - 2015年4月6日)。1973年から1985年にかけて離婚期間があり、その間の1979年から81年にかけて台湾の有名タレント、白冰冰(パイ・ピンピン)とも婚姻関係を結ぶ。高森篤子との間に2人の娘と3人の息子がおり、白との間に娘・白暁燕(パイ・シャオイェン)がいた。












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