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恋愛小説のアイデアが浮かばなくなった先生のために彼氏を演じる事になりました 5日目

「〇〇、朝ごはんありがとう」
『どうも。〆切もうすぐですが書き終わりますか?』
「あとすこしだから安心して」
『本当に頼むよ。じゃあ仕事頑張ってください』
〇〇は、仕事に行った。
「さーて、小説そろそろ書き終えますか」

~飛鳥の小説下書き
無事××と付き合う事が出来た遥香
「おはよう、××さん」
『おはようございます。遥香さん』
「ブー付き合ったんだからタメで話そうよ」
『わかったよ』
「やったギュー」
『喜んでるとこ悪いんだけど僕、そろそろ仕事に行かないとだから離れてくれない?』
「え~仕方ないか」
『ありがとう。7時には、帰れると思うから。じゃあ行ってきます』
「待って」
××が振り返ると
チュッ
「が、頑張ってね//」
『あ、うん/』


「プシュー」
[朝からどうしたのかっきー?ペン進んでないよ]
「××さんとキスしちゃった」
[えっ?キス!?付き合ってないのに]
「えっと、昨日告白されて付き合う事になりました//」
[おめでとう。私の作戦うまくいったんだね]
「うん。さぁ頑張って仕事しよ」


~18:30
「今日は、この辺で終わろっか」
[じゃあねかっきー]
「また明日」

「あと30分もすれば××さんが帰ってくる」


~19:05
「まだかな」

~19:21
「事故とかにあってないよね。無事だよね?」
ガチャ
「お帰り。遅いよ何があったの」
『ごめん。実は、新人漫画大賞受賞した井上和先生の所へ挨拶行かされたりしてこんな時間になっちゃったんだ』
「××さんは、若い子が好き?」
『何言ってるの?遥香が一番だよ。仕事だから許してよ。可愛い顔が台無しだよ。機嫌なおしてよ』
「ごめん(今遥香って呼び捨てしたよね。可愛いって言ってくれたよね//)遅いから心配しちゃった」
『ごめん。次からは連絡ちゃんとするから』
「うん。私も何か怒っちゃってごめん」


~現実
「はぁ~〇〇まだ帰って来ないかな。小説のヒロインは、付き合えたのに私は、付き合えて無いって何か悲し」
グゥー
「お腹すいた。お昼食べ忘れたからなぁ、ダメダメ。〇〇がご飯作ってくれるから我慢」

~一時間後
「遅い。もう我慢できない」
飛鳥はカップラーメンを食べた

~22:15
『ただいま帰りました』
「遅い。こんな可愛い彼女がいながらどこ言ってたのよ。連絡も入れないで」
『ごめん、スマホ電源切れちゃって。仕事の残業と上司に無理やり呑みに行かされたんだもの』
「誰がいたの?女は、いた?」
『上司二人と、山下と、校閲部の鈴木さんだけ』
「鈴木ってどの?」
『絢音さん』
「山もいて、何のんきなこと言ってるの?彼女いるんだから女と呑みには、行かないでしょ(私ですらまだ〇〇とお酒飲んで無いのに)」
『と言われても上司が連れて来たんだし、不可抗力だよ』
「飛鳥ちゃんの機嫌は、悪くなりました」
『すみません。でも何でそんなに怒っているんですか?』
「〇〇がご飯作ってくれる待ってたのに」
『それは、ごめん』
「飛鳥ちゃんは、プンプンです」
『ごめん。どうしたら許してくれる?』
「飛鳥ちゃんとキスしなさい」
『あの、先生。そういうものは、ちゃんと付き合った彼氏としてください。僕達は、ビジネスカップル何ですから。』
「…〇〇の馬鹿。このわからずや」
バタン
部屋に閉じ籠もる飛鳥

『先生には、もっとお似合いの人がいるはずですから』



「(〇〇の馬鹿。何で私の気持ちに気づいてくれないのよ。…でも言い過ぎちゃったかな?謝らないと。でも今は、気まずいし…よし、明日ちゃんと謝ろう)」


5日目終了
残り2日

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