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恋愛小説のアイデアが浮かばなくなった先生のために彼氏を演じる事になりました 4日目 前編(飛鳥のデート編)

「んー。よく寝た。おはよう〇〇。まだ寝てる(この寝顔を見れるのは私だけの特権。絶対山なんかに渡さん)」
『ん、おはようございます。せ、飛鳥。朝ごはん作りますね』
「ありがとう。じゃなくて時間平気なの?もう九時だよ」
『大丈夫ですよ。今日は休みなので』
「そうなんだ…じゃあさデートしようよ」
『で、デート?』
「そう。小説でデートの描写書くし参考に」
『そう言う理由なら付き合うよ』
「ありがとう。じゃあとりあえず着替えて外行こ」
『あ、うん』


『あの、先生。どこに行かれるおつもりですか?』
「いいから着いてきて。それからデートなんだから名前で呼んで」
『しかし、先生呼びの時間帯ですよ』
「今日はそれは、忘れて」
『わ、わかった』
〇〇の手を引っ張る飛鳥

引っ張られて連れて来られたの
『ここは、カフェですか?』
「そう。デートって言ったらカフェでしょ」
『(他にもある気がするけどまぁ小説のためだし)じゃあ入りますか』

「ねぇ〇〇」
『はい、なんでしょう』
「こういうとき何を頼むの?」
『僕に聞かれてもわかりませんよ。第一僕デートなんてしたこと無いんですから』
「そうなんだ。へぇ~。じゃあ私が初デートの相手か//」
『まぁそうなりますかね。朝ごはん食べてないのでお腹すいてると思うのでご飯ものにしたらどうですか?』
「じゃあ私は、このハンバーグセット」
『随分多めのものを頼みますね』
「まぁお腹すいてるし」
〇〇は、パスタを頼んだ。


「〇〇。そのパスタ少しちょうだい」
『どうぞ』
パスタの皿を差し出す。
「違う」
『え、何が』
「こう言う時はあーんでしょ」
『そ、そうなんですか』
「そうでしょ」
『じゃ、じゃあ』
〇〇は、フォークで一口分パスタを巻き飛鳥の口元に差し出す
「あーむ。んーおいし」
『それは、良かったですね』
「じゃあ〇〇あーん」
飛鳥は、フォークにハンバーグを一口刺して〇〇の前に出す。
『えっとこれは食べろと言うことですよね』
コクン
『では、いただきます』
〇〇は、出されたハンバーグを食べた。
「おいしい?」
『おいしいですね』


「奢らせちゃってごめんね」
『別にいいよ。一応デートだし。彼氏ぽいことさせてよ』
「ありがとう」
『まだ結構時間ありますけどどうします?』
「遊園地でも行こ」
『今からですか』
「そう。行くよ」
飛鳥は、〇〇の手を再び引っ張る。
『そんなに急がなくても時間はいっぱいありますよ』
「え、」
そう言うと〇〇は、恋人繋ぎに握りなおして来た
「(嘘嘘。あの〇〇と恋人繋ぎしてる。幸せ過ぎ///)」
『何か顔赤いけど大丈夫?』
「大丈夫、何でもない。さあまずは、あれ乗ろ」

その後色々なアトラクションに乗り日が暮れ始めた。

『日が暮れ出しましたがどうします?』
「作品の続き書かないと行けないから帰ろっか」
『わかった』
「だけど代わりにひとつ約束して欲しい。作品作り終えたら、また一緒にデート行って欲しい」
『わかった。それぐらいならいいよ』
「ありがと」



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