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私の秋は読書の秋…か?

やっと涼しくなってきました。読みたい本も溜まってきていますので、そろそろ、さくさくと読みたいところです。
暑さに負けまいと、頑張って読んでいた本をやっと読み終えました。

愛するということ 
エーリッヒ・フロム著 鈴木晶=訳

本屋さんで見かけまして気になったものの、手に取るのにちょっとためらってしまいました。じーっと眺め、本の帯の谷川俊太郎氏の言葉。
「読む者の人生経験が深まるにつれて、この本は真価を発揮すると思う。」
そうなんだ。読んでみよう!

読んで、よかった。です。ホントに。

なかなか読み進められなかったのは、暑さのせいではなく、内容が難しかったからでした。
読み進める途中何度も本から顔を上げて、天井を
ボーっと眺め、そして途方に暮れました。
わからないながらも時々現れる「はっ」とする言葉の数々。

なんだかわかりそうな、
あーっ、でもやっぱりわからない。
あっ、でも手が届きそうな、つかまえられそうな?
もしかしてだけど、もしかするとあのことなんじゃないのかなぁ?
と考えているうちに消えてしまった。さっきのは何?

「愛は能動的な活動であり、受動的な感情ではない。そのなかに「落ちる」ものではなく、「みずから踏みこむ」ものである。」

「集中するとは、いまここで、全身で、現在を生きることだ。」

「客観的に考える能力、それが理性である。理性の
基盤となる感情面の姿勢が謙虚さである。」

「理にかなった信念は大多数の意見とは無関係な、
自身の生産的な観察と思考にもとづいた、他のいっさいから独立した確信に根ざしている。」

もはや、詩を読んでいるような気持ちになりました。

「愛するということ」は恋愛マニュアル本ではありません。「生きる姿勢」につながるのかなと思いました。人に限らず何かを愛するとはこういうことなのかな。と考えさせてくれた本でした。

他に宮部みゆきさんの
「よって件のごとし」
「青瓜不動」
この三島屋変調百物語シリーズ好き〜
でもまだ未読。
夏川草介さんの
「始まりの木」
これも素敵なお話なんだけど読みかけ。
他にもた〜くさん読みたい本があるのね〜。
(同時進行で読んでみようか…)

〜そこに愛はあるんか〜あるのですよ〜
困ったよ〜。

慌てない、慌てない。本は逃げていかない!

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