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24年5月25日note21元よしもと・ホリプロ芸人松稔の芸能裏話21故 林家小染師匠お酒による失敗談https://www.facebook.com/profile.php?id=61553536510873


芸能裏話21故 林家小染師匠お酒による失敗談

中学卒業してすぐ、林家染丸師匠に弟子入りしてザ・パンダとして全国的に人気者になったのが、トラックに轢かれて亡くなった。

落語は中堅の中でもトップクラス、しかし酒癖の悪さもトップクラスだった。

トラックで轢かれたのもお酒が原因だった。

落語会の打ち上げでお酒も入り上機嫌の師匠が、若手の落語家に「そこの国道に出て車止

められるか!」『師匠それは危ないですよ』「アホ!俺は小染や、俺を轢いたら大変な事になる。

運転手も俺見たらブレーキ踏むやろ」『そんな事ないですよ』「じゃ賭けよか」と言って、

ビュンビュン走っている国道に急に出て行った。

弟子や若手が止める暇も無かった。

お酒さえなかったら今ごろ間違いなく名人と呼ばれていた。

お酒の失敗談①
正月の舞台と云うのは、朝から振舞い酒などで、タレントもお酒を飲むことが多い。

普通のタレントは舞台があるので、ほどほどにするのだが小染師匠は飲み出したら限度を知らない。

1回目の舞台はロレツが回っていなかったが何とか終わった。

しかし2回目の舞台の前にお客さんが尋ねてきて、約3時間の間お酒を飲み続けていた。

舞台まで歩けず、弟子や若手で演台に乗せて運んだ。

緞帳が開いて舞台まで自分で歩いて行くのが普通だが泥酔なので、緞帳を締めて演台に乗せて舞台まで運んだ。

緞帳が開いたら芸人やからチャンとしてくれるだろうと思っていたが、そこからが大変だった。

「正月そうそう一杯来やがって、他に行くとこなかったんか」この時点ではお客様もギャグだと思って笑っていた。

いくらたっても本ネタに入らない。

しびれを切らしたお客さんが『はよ、ネタせいよ』と云った。

そのヤジに怒った小染師匠は「誰に云ってんねん、嫌なら帰れ!」

そこからはもう無茶苦茶、その客目掛けてオシッコをかけた。

慌てて緞帳を降ろして、小染師匠を運び出した。

支配人も怒って「当分舞台に出るな」と言って追い出された。

お酒の失敗談②
京都花月に出ている時、舞台が終わると必ず飲みに行く。

その日も京都の居酒屋で飲んでいた、テレビで見ている小染師匠は温和な

人の良いおじさんと云うイメージ。

実際お酒を飲まない時はそのままのイメージだけど、

他のお客さんが、小染さん握手してとか云われても最初は笑顔で応えていたが、

お酒が進むにつれて、人柄が豹変する。

その変貌ぶりに腹を立てたお客さんと喧嘩になり、よく殴られたりしていた。

次の日の朝、小染師匠の出番が近づいているのに楽屋に居ない、

心配した支配人が外に見に行ったら、楽屋口の溝に血だらけでハマっていた。

お酒の失敗談③

お酒を飲んで阪急電車で大阪まで帰る時、京都から大阪まで約45分かかる。

この電車にはトイレが付いていない、特急なので途中の駅には止まらない。

お酒を飲みすぎた師匠がオシッコしたいと言い出した。

その頃付いていた弟子は困って駅員さんに相談した。

駅員さんも困って考えた挙句、電車の一番最後の車両まで師匠を連れて行き、

車掌さんの所のドアから外に向かってオシッコをさせる事にした。

走っている電車のドアを開けて、100kg越える師匠の体を支えてオシッコさすのは命がけだった。

おまけに風でオシッコが戻ってきて、身体中オシッコでビショビショになった。

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