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山口市観光

2024年1月11日、長州に集う幕末オタクに激震が走りました。そう、NYタイムズの「2024年に行くべき52ヶ所」の3番目に山口市が取り上げられたのです。
というわけで、山口市の観光について解説しようと思います!今までの私のnoteをご覧になった方は「こいつ、また幕末の話するつもりか」と思うかもしれません。しかし、幕末関連の施設だけを取り上げるわけではありませんのでご安心ください!


山口市まではどうやって行くの?

まずは山口市への行き方を解説します。

〜普通に行きたい方〜
新幹線に乗って新山口駅に降りたら、JR在来線の方に向かってください。新幹線口から直接行くことも可能です。そして「山口線」の電光掲示板を確認しましょう。だいたい1、2番乗り場のどちらかです。ここで、都会から来られた方が驚くのは電車じゃないことでしょう。そう、山口線は非電化です。心地いいエンジン音を聞きながらの旅になるでしょう。
ここで気になるのは交通系ICカード使えるか問題でしょう。山口線は「新山口、湯田温泉、山口」でのみ使用可能となっております。

〜SL、DLを利用したい方〜
非電化の山口線はSLとDLが走っています。レトロな車内と車両が特徴的なその列車は、SLやまぐち号のホームページから予約できます。(2024年4月現在、SLは修繕完了し、5月3日~の運行)
走る時期や列車の種類が決まっているので、ホームページの運行カレンダーを参考にしながら計画を立ててください。

〜山口線の注意点〜
山口線には「特急スーパーおき」や「○○のはなし」という特急が走っています。これはSLやDLと同じように特急券がないと乗れません。時刻表や車両をしっかり確認して、乗り間違えに気をつけましょう!


湯田温泉方面の観光スポット

湯田温泉駅に着いたら、すぐ左に足湯があります。無料で入れるので、電車の待ち時間やリラックスタイムにオススメです!湯の量の調節ができますので、熱すぎる時は出ている湯の量を減らすか、止めましょう。
湯田温泉の観光スポットはだいたい限られてます。場所も密集してるので、比較的巡りやすいと思います。

~狐の足あと~
湯田温泉には町のあちこちに足湯スポットがあるのですが、この狐の足あとは「足湯カフェ」になっています。メニューのあちこちに狐がいる、狐好きにはたまらないカフェ。日本酒の飲み比べもできるので、お酒が好きな方にもおすすめです。
また、夏から秋にかけて毎週土曜日に紙芝居の上映をしています。湯田温泉がなぜ温泉地となったのか、なぜ白狐が町のあちこちにいるのか、それを紙芝居で知ることができます。昔ならではの紙芝居の道具を使っての上映なので、その懐かしさを感じたい人、子どもに普段できないような経験をさせてあげたいと考えている方におすすめです。
足湯の料金は子どもが100円、大人が200円。中原中也記念館の半券を提示すると半額になります。メニューは毎月少しずつ変わるので、ホームページやSNSで定期的にチェックしておくといいですよ~


~中原中也記念館~
中原中也記念館は狐の足あとの目の前にある、詩人の中原中也に関する展示を行っている博物館です。柔らかく光が差し込む館内には、あちらこちらに中也の詩が書いてあります。
入館料は一般330円、大学生・専門学生220円、18歳以下は無料となっております。狐の足あとで足湯を利用したレシートを提示すると、入館料が100円引きになります。また、無料開館日が公式ホームページの年間カレンダーに提示されているので、それを利用して中原中也記念館に行ってみるのもアリです。


~井上公園~
幕末が好きな人、歴史が好きな人は必見です。井上公園は幕末、明治に活躍した井上馨の生家跡に建てられた公園です。幕末期に京都の政変で都落ちをした三条実美ら七卿の宿舎にもなった何遠亭を公園内で再現しており、他にも井上馨像や七卿の歌碑があります。無料の足湯施設もあるので、歴史を感じながらのリラックスタイムにおすすめです!

~山口情報芸術センターYCAM~
YCAMでは、全国でも数少ないメディアアートの企画展を行っています。存在的には美術館兼図書館です。子ども向けのワークショップから、メディアやデザイン関係に興味のある人向けのイベントなど、多くの人が楽しむことができるイベントを開催しています。また、世界中のデザイナーやアーティストの企画展や映画上映なども行っています。
企画展やイベント、上映中の映画に関しては、公式ホームページから確認しましょう!


~おすすめの足湯スポット~
個人的にオススメな足湯スポットは湯の香通りの奥の方にある足湯です。他の足湯施設よりも温かく、熱いときは近くのししおどしから水を出すことで温度調節が可能です。下のマップの②にあるので、是非利用してみてください!

「西の京 やまぐち」公式HPより


山口県庁方面の観光スポット

今度は山口県庁方面の観光スポットです。こちらは少しずつ距離があるので、交通手段に関する情報も一緒に載せておきます。ちなみに、ほぼ歴史関係です。歴史に興味がない人でも楽しめることを頑張って書いているので是非見てください……!!!

~亀山公園~
JR山口駅から徒歩15分のところにある公園で、毛利秀元公が築きかけた長山城跡を整備し作られました。園内には毛利敬親公の像や周布政之助の碑、来島又兵衛の碑などがあり、こちらもまた歴史好きにおすすめです。ちなみに、この公園は長州(山口県)をイメージして像が配置されていたそうで、そこに注目してみると面白いですよ!
亀山の中腹にはザビエル記念聖堂があります。こちらはザビエルが山口を訪れて400年を記念して作られました。日本で最初にクリスマスを祝った場所にもなっているそうで、山口市は12月限定で「クリスマス市」になります。なので、12月に「クリスマス市」と書いて手紙やはがきを出すと、山口市に届きます。ステンドグラスや鐘の音が綺麗なので、インスタ映えスポットになりますよ!

亀山公園の毛利敬親公の像


~山口藩庁門~
また歴史関係かよ、と思うかもしれませんが許してください。どうしてもここをおすすめしたいんです。山口駅から徒歩20分程の場所にあります。
山口藩庁門は1864年に萩から山口への藩庁移転の際に建てられた「山口政治堂」の正門で県の重要文化財になっています。脇門は常に開かれており、通り抜けが可能になっています。周囲の家にも同じように門が残っていることがあり、萩から持ってきた門であるということが分かっています。

山口藩庁門


~瑠璃光寺五重塔~
残念ながら現在工事中で全体像を見ることはできませんが、幕の一部が透明になって、五重塔が見れるようになっているそうです。
観光の際は、山口市コミュニティバスの大内ルートを利用すると簡単に瑠璃光寺に行くことができます。
瑠璃光寺には五重塔だけでなく、枕流亭などの建物があり、実際に上がってくつろいでいただくことも可能になっています。初夏は風が吹き抜けて涼しいので、初夏に行こうと考えている方はここがおすすめです!

枕流亭(ちんりゅうてい)


枕流亭からの景色


~十朋亭維新館~
山口駅から徒歩20分弱のところにあります。
個人的に一番おすすめスポットです!!基本的には幕末維新についてを学ぶことができる小さな博物館ですが、十朋亭や杉私塾で和風を感じるような写真を撮ることも可能です。また、長州藩士になりきることもでき、以下の予約サイトから予約できます。

さらに第二土曜日には紙芝居を開催しており、二つのお話があります。どちらも手作りのオリジナル紙芝居なので、ぜひ第二土曜日を狙ってお越しください!
開催中の企画展に関しましては、十朋亭維新館のホームページやSNSからご確認ください。


~菜香亭~
山口駅からは徒歩30分、上山口駅からは徒歩20分ほどのところにあります。明治10年に開業し、平成8年までは料亭として親しまれ、今は市民が文化交流をしたり、展示会を開いたりするための場所になっています。ここの一番の見どころは「出世するイス」です。佐藤栄作がくつろぐために使っていたイスが残っているそうで、今も座ることができます。ぜひ、椅子に座って、出世のご利益をいただきましょう!座り心地は「座った人のみぞ知る」です。


最後に

私が紹介する他にも、山口市には様々な魅力が詰まっています。私がよく訪れるのが歴史関係の施設ということで、歴史関係の施設が中心になってしまいましたが、私のこの紹介が何かの役に立てばと願っています。

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