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【英傑大戦】開幕乙について



英傑大戦におけるオーソドックスな開幕乙

高コスト槍を軸に構成された主に4枚デッキで、戦器は増援、低士気の投げ計略あるいは昂揚盛りにして士気5計略などで攻城を奪い大量リードを取るか落城させるパターン。

オーソドックスな開幕乙といえばこのタイプを想像する人は多いと思う。
低枚数で操作しやすく、やることも明確で攻城力も高い。
太古の昔には本多忠勝&陳宮が英傑大戦の華だったバージョンもあったほど。

しかし、このタイプのデッキを使いリーグを上げていった時、恐らく金プレ付近から段々通用しなくなっていった経験はないだろうか。
三国志大戦の暴虐区星みたいな攻城兵デッキは上位でも割と通用したのになぜ・・・と思うかもしれないがこれは英傑大戦のシステム的な問題が大きい。

まず高コスト槍の攻城力は確かに高いが2コス攻城兵と比べると圧倒的に低い。三国志大戦では2コス攻城兵の壁攻城×2+αで落城させることができたが英傑大戦で同じ芸当はできない。
でも大量リード取れればアドじゃね?と考えるしそれは別に間違いじゃない。でも英傑大戦には流派がある。
中途半端に城を削った結果、部隊・士気・兵種の参之型を最速で発動されると戦闘が不利になり結局逆転されてしまう・・・といったケースが多くなる。

もちろん、リーグが上がることで、スキルの高い対戦相手とマッチングするのも通用しなくなる理由ではある。
ローテが一定以上のレベルであれば、1点から攻めてくる相手をいなすのはそんなに難しくない。なんなら1枚端に投げても余裕って人は多いと思う。
(初期に流行った忠勝勝家は両端攻めだったのが良かった)
攻城兵と違って、1回2回の攻城が致命傷にならないのも守りやすい理由で、プレッシャーもそんなに感じない。
ワンミスで落城負けにならないのはやはり大きいです。

筆者がやっている開幕乙(旧)

筆者も最初はオーソドックスな開幕乙を使っていた。
しかし思うように勝てなくなっていき、新たな道を模索し始めた。

その結果生まれたのが、坂本乙女+2.5コス+1.5コス+1コス伏兵3枚という6枚デッキだ。

こんな構成のデッキ。派生は多い

江戸幕末が4.5コス以上になるように調整し、開幕1コス伏兵軍団で大ダメージを与えたり撤退させたりしながら朱塗胴→奮激車輪と繋げて落城を狙う。
このデッキのいいところは3点攻めである点、伏兵で事故らせることができる点、強力な守りのカードを採用できる点で、開幕の継戦能力も高く十分開幕落城を狙えた。

このデッキで勝率も上がり、英傑大戦が楽しくなった。
しかし朱塗胴の下方修正などもあり、バージョンが進むにつれ、勝率は次第に下がっていった。

筆者がやっている開幕乙(新)

下方された朱塗胴に代わって白羽の矢が立ったのが軍配団扇だ。
長時間知力+3、さらに兵力を徐々に回復するという戦器で、回復力こそ低いが、長時間なので総回復量は増援に匹敵する。
武力が上がらないため、兵力管理をしないとすぐに撤退してしまうのが難点だ。

この戦器を開幕に即撃つことで、次のようなメリットがある。
①知力が上がるので攻城スピード、計略効果時間、伏兵の威力、伏兵耐性が上がる
②兵力が徐々に回復するので、部隊が粘り強くなる

このメリットを生かし、かつ武力が上がらないため脆いという欠点を克服するため、筆者はデッキを5枚にして総武力を上げた。
さらに先陣持ちの武将など、開幕乙と相性のいいカードの追加により、
完成したデッキは一定の成果を出した。

当時、正二位と従一位をループしていた

軍配団扇で武力14+兵力が徐々に回復する状態が11カウント近く続く(士気3)、熊谷信直が最も活躍しているカードで、坂本乙女の後継となっている。

伏兵は2枚で十分(知力12の孫桓で知力4確殺、知力9の尾形で知力3確殺)で、先陣・狙撃の効果で開幕の白兵戦闘力は高め、長時間号令の比企尼と防衛力が高い沖田が入っている。

そして現在使っているデッキがこちら

廻天の五芒星バージョンの最終系となる予定

デッキを作る時の考え方は一つ前のデッキと同じで、
①伏兵2枚(賈詡は知力4、尾形は知力3確殺)
②守りが強力なカードを入れる
③3点攻めを意識する
④昂揚2コス以上(開幕最初の争覇が入るまでに士気3を貯めるために必要)※ちなみに熊谷の計略は争覇が入ってゲージが中央に戻るまでの間であれば最大効果となる

このデッキのいいところは、状況に合わせて、彦斎と義輝を使い分けられる点、賈詡が忍持ちでこっそり端攻めできる点、義輝で守る→賈詡の計略で攻めるパターンが通じる相手も一定数いる点。

どうしても騎馬が欲しい人は義輝を牛若丸にするといいだろう。

このタイプのデッキを使うメリット

まず、操作が簡単で勝敗がスキルに依存しづらい。
開幕にパターン化した攻めを行ってリードを取り、強力な守りのカードで守るだけなので、ラインの押し引きみたいな駆け引きも必要ない。

唯一必要と感じるスキルは兵力管理で、複数の敵に狙われている部隊は下げて敵部隊を釣り、敵が諦めたら前進するみたいな、部隊ができるだけ撤退しないように努力する動きは重要だと感じる。
常に相手に盤面全体で防衛させることが重要で、対処能力を圧迫すれば上手い人でもミスをすることがある。人間なので。

かなり上の階級のプレイヤーにも勝てることがあるのも魅力だろう。

有利なデッキを挙げるなら、4枚デッキ、知力が低めのデッキ、呂布ワラなんかが得意で、それらのデッキに勝ちたいなら使う価値はある。

このタイプのデッキを使うデメリット

弓盛り、鉄砲盛りデッキに非常に弱く、ほぼ勝てない。
騎馬単が彼らを滅ぼしてくれることを願うことしかできません。

また、開幕乙デッキ全般に言えるが、よくSNSとかで貶される。
勝つ時は一方的な試合展開になりがちなので理解できるが気分は良くない。

最後に

英傑大戦はカードゲームなので、色々な勝ち方があり、開幕乙はその一つだ。
TCGでもLOなんかは好かれているとは言い難い。
でもそれは多数派の勝ち方ではない、というだけで、別にルール違反をしているわけじゃない。
意見は人それぞれ(筆者も弓盛り鉄盛りが嫌い)なので、気にしたら負けなのである。
対戦ゲームなので負ければ悔しいし、負け続ければやる気はなくなっていく。
どうしても勝ちたい。そんな時はこの記事で紹介したデッキのことを思い出して欲しい。

おわり

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