英雄うにょリッテム
不健康なタクシードライバーを見かけたことがある人は見ないでください。
碑文を見て、つい先日できたうにょりてぃー帝国の"英雄"うにょリッテムはため息をついた。別世界の過ちを繰り返すなら、徹底的にやるべきだ。
英雄は英雄であった。とにかく、一つの言葉、一つの動き、一つの絵、一つの音楽、一つの家具の配置、一つの甲冑を用いた軍隊の長で、一つの国家を作り上げた。あらゆる枝分かれがその国家をまとめ上げた。国家ができてからまとまるまで三日、国外との関係をうまく築くまでさらに五日。それだけで、うにょりてぃー帝国はできた。感謝があったかはわからないが、救急の必要は最小だった。
それから数日、英雄は過ちを知った。前に見つけたうにょ・エネルギーは軍隊でも使われていた。残念ながら、時間はない様だった。
朝食を置いていく。
国の中心に行き、全てのうにょりてぃーを呼び出すと宣言する。
国の者のかなりの部分は協力し、それは成功した。
全てのうにょりてぃーは彼の手の中に移る。
彼は国とそれを混ぜ、紙に書いた文章に変える。彼はペンを取り出し、書き換えられないことを確認すると並び替え、国のあった地に宿す。
こうして国とうにょりてぃーは混ざったまま表裏一体の国が生まれた。紙を地に宿す形で形成したからそれは創作的であり、表出しながら決して支配することはない。うにょりてぃーはもはやそれぞれの国の世界観、人格(正確ではない表現)としてだけあるようになった。
英雄がうにょりてぃーを封印した理由は一つだけだった。人が過ちを一回で正せる可能性は低い。碑文一つ作ったところでつい先ほど過ちを犯しかけた。発見が遅い。
判断が正しいかは誰も知らない。英雄はどこかへ行った。国は雨や賭博が多くなった。絶望と希望は消え、物語が残った。物語の中に祈りがなくとも、見るものがいれば祈りとなる。今、あなたの世界に物語が生まれた。祈りは受け渡される側もある程度万全でなければならない。
我々は英雄の話を作った者です。Unyo電池の暴走で機械がうまく使えないのでうまくいくかわかりませんが、あなたが人類をあまり知らないか人類が過ちを犯すと思っているなら不健康なタクシードライバーを見かけたことがあるという偽の記憶を持つ様にしました。うにょりてぃーは創作じゃない。
これが見えているならあなたの世界の未来は常に明るいでしょう。
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