見出し画像

苗字についての考察



 名字?苗字?まず、苗字のつもりで入力をしたら、名字と変換されて焦る。たしかにどちらも、ミョウジだ。見たことがある。しかし私は、今まで気にしたことがなかったのだ。


 早速、スマホのお世話になり検索してみると、名字も苗字もどちらも正解で使い分けもないとのこと。ただ、「苗」のみょうという読み方は、表外読みのため、公的書類では使われないのだそうだ。ということは、いろいろな申込書や提出書類に記入するときに目にしてきたのは、名字ということになる。なのに何故私は、苗字という字が浮かび、「苗字についての考察」にしたのかは、謎である。(そこを考察ではないんかい)


 他にも、「代替」をずっと「だいがえ」としか読まないと思っていた。しかし数年前に指摘され、いや、「だいたい」と読んだ友達を指摘した私の方が少数派だったことを逆に指摘されたのだ。「だいたい」の方が、主流らしく私の「だいがえ」スタートは何だったんだろう。


 名字に戻そう。春になり、子供達の学年が上がるとクラスが変わり、先生も変わる。子供が3人いると、先生の名前と顔を覚えるのもおばさんには一苦労。その点先生は、クラス40人ほどの名前と顔をあっという間に覚えている。尊敬しかない。

 全く見覚えのない人に、「〇〇君のお母さんですよね?」と話しかけられた。たしかに、〇〇の母だが、、、「はい」と答えると、「幼稚園の事務やってました」とのこと。9年前です、幼稚園て。先生てすごい、すごすぎる、と驚きました。


 子供達が小学校5年生、3年生、幼稚園年中の学年の途中で引っ越しをして転校しました。ということは、学年の途中から新しい先生の名前に変わります。新しい学校では、安田先生、高田先生、右田先生だった。3人とも田で終わる。そうなると、覚えられない。一度だけ学校に電話する時に「◯年◯組のなんとか田先生を」と言ってしまった。


 学年が上がり、塚田先生、山田先生、後の1人は田がつかなかったが、3人中2人の先生はで終わる名字だった。その後学年が上がってもそういう事はなかったが、その2年間だけ、田で終わる名字の先生が凝縮されていた。


 名字の由来は、地名、地形、方位、職業、藤原家が由来などに分類されるらしい。そして私は今、気付いている。現在の職場でも、12人以上が、で終わる名字なのだ。から始まる人を含めるともっとだ。世の中での多い「佐藤」「鈴木」ももちろんいるが、それ以上に「◯」なのだ。きっとお米の国、田んぼが由来の名字が多いのだ。


 最近ハマっているのが、結婚してる女性に「旧姓はなに?」と聞く事。結婚後の姓で知り合っているから、今の名字がしっくりきていて、旧姓が意外だったり珍しかったりして、面白いのです。私は、よくある名字から珍しい名字になりました。


 そしてここまで書くと、苗字ではなく名字が私の中で主流になってきていました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?