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2022年11月 府中市美術館『アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで』

「近代化、工業化の進む19世紀のイギリスで、丁寧な手仕事による日常品で人々の暮らしを美しく彩ることを目指したウィリアム・モリス。その理念を受け継いだアーツ・アンド・クラフツ運動は、やがて世界各地に広がりました。
本展では、家具、テキスタイル、ガラス器、ジュエリーなど、約150点によって、その世界をご覧いただきます。」(府中市美術館HPより転載)
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

特にテキスタイルをみたくて、訪れました。
元々古着が好きですが、ここ何年かは生地に興味があり生地を展示するもののうち興味があるものは、訪れるようにしています。
日本のものや東南アジア、中東、アフリカなどを見てきましたが、ヨーロッパ・アメリカのものはまとまったものをみることは実は初めてなのではないかと思います。思い出したのは、昨年、東京国立近代美術館で「柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年」にて、多少紹介されていました。

https://www.momat.go.jp/archives//am/exhibition/mingei100/index.htm

総柄など生地全体に柄やモチーフが入っているものが好みなので、やはりそういったものに目がいってしまいます。動物や植物をモチーフに柄を描いていくことは、どこの地域の生地にもありますが、個人的にはそういったものをそこまで抽象化せず、そのまま用いる柄が好きです。
「日常品で人々の暮らしを美しく彩る」とのことで、自然物を日常品に取り入れるという感覚は、分かりやすい方法なのかなと思いました。

府中市美術館に訪れたのは3度目くらいなのですが、いつもなにかしらの簡単な体験できるワークショップ的なものがあるのが楽しいです。
今回はスタンプで栞をつくることができました。
これも「日常品で人々の暮らしを美しく彩る」ことの実践の初歩ということなのかと思います。私もつくりました。

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