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内なるターラと

「内なるターラを目覚めさせる」生き方ですが、詰まるところ、「その場その場における、生活や仕事に真心を込める」ことに尽きるようです。

理想の生活に憧れるのは善きことですが、まずは現状をしっかり受け入れて、今ある事ごとに感謝して、一つ一つに心を込めると。


頭では分かっていても、やはり自分自身や周囲に対する不満や劣等感を払拭するのは難しく、身動き取れない状況に落ち入ったりもして、そんな時には理想の人生を歩んでらっしゃる憧れの存在を想起して、その佇まい、生き方、人生に対する処し方を参考にさせてもらいます。


幾人か、大切なメンターはいるのですが、ち~こさんこと小嶋さちほ さんは中でも大切なお一人です。

一言で言うと、もう軽やか。

いつもにこやかな表情を見ているだけで、草原に寝そべって穏やかな春風に吹かれているようなのんびりした心地になれます。

リトリートなどで、しばらく一緒に行動していると、面白いシンクロが当たり前のように連続して、人生何も心配なんか要らないみたいな、平安を感じることができます。母なるターラがいつも見守ってくれている実感というか。


初めてち~こさんの存在を知ったのは、深田剛史先生の“数霊”のイベントでした。

2000年代の後半、よくコラボイベントを開いてらして、佐久奈度神社、717祇園祭の京都、馬籠宿など、いろいろなところであの妙なるライアーの響きを耳にしました。

最も印象的だったのは春の佐久奈度神社でした。
あれは確か、311の直後でしたね。

イベント前に、瀬田川の対岸にあります立木観音にお参りしたら、境内の休憩所に参加者に囲まれたち~こさんがいらして、振る舞いのゆず湯を「おいし~」って言いながら飲んでらしたのを覚えております。

佐久奈度神社は、大祓祝詞にもそのまま登場する禊祓いのお社で、瀬織津姫さまが御祭神です。

講演の前に、全員揃って御本殿で正式参拝した時のことです。

すぐ前にち~こさんが座られて、ああ、お綺麗な方だなあ…ってぼんやり意識を向けていたのですが、何かの回路が開いてしまったのか、女神さまみたいな圧倒的な慈愛がだ~って胸に流れ込んできて、泣きそうになってしまったんです。ご神前の清々しさとともに、すごく印象に残っている出来事です。

ショートバージョンではありましたが、音魂瞑想もこの時が初体験でした。

瞑想前に、インドで剃髪して髪を雄大なるガンジスに流したこと、どんと さんの名曲“波”の「波は汚れて黒くなってもいいのさ」という歌詞について、祓戸の三女神について…などをお話し下さいました。


禊祓いの佐久奈度神社でこういう体験ができたことは本当に大きくて、以来自分にとって特別な場所になりました。


2013年以降、深田先生がイベントを減らされたこともあって、ち~こさんもお見かけする機会はなくなっていたのですが、再会は2018年でした。

7月に天川弁財天社で御本尊のご開帳があり、それに合わせて数日間に渡って奉納演奏が行われていたんです。

お昼に弁財天さまを拝することができ、夜にハープと演舞の美しい競演に感動して、ふと客席の端を見たら……

ち~こさん!! 

最終日に出演されるち~こさんが、この舞台を観にこられていたのです。

感動してご挨拶もできて、Facebookでも繋がらせていただいて、以降は八角堂ブログでも御活動をフォロー。


さらにご縁を感じるようになったのは、2020年の夏以降。

この夏は音魂瞑想やどんと さんの誕生日ライブなど、京都でのイベントが多く、その多くに参加することができました。

何より大きかったのは、11月の奄美大島でのリトリートです。

ぼく自身ルーツが奄美であることもあって、いろいろな意味で「魂が帰還した」感じを味わってました。奇跡的な偶然で遠い親戚に巡り会えたりもして。


さらにターラマントラダンスにマントラ隊として参加するようにもなり、なんだかターラ菩薩さまに「一人で遊んどらんとあんたもこっちおいない」って招いていただけたような気がしております。

ち~こさんの周囲の皆さんも、本当にキラキラした素敵な方が多くって、何人かとはお友達になれましたし、ぼくもあの楽しそうな輪に加われそうな気が……

っていうか、既にしっかり入れて頂けてるのかな。



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