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短歌結社誌「稜」2023年9月号(259号)が発行


熊本の短歌好きの皆さん

秋空に鰯雲が綺麗な季節がようやくやってきました。
長かった夏でした。
今、九重の山では、コキアの赤いホウキ草が鮮やかです。
渡りで有名な蝶、アサギマダラがフジバカマの花の周りを飛び回っています。

当結社の会誌「稜」2023年9月号が出ました。
今回は巻頭作品20首は、登山好きな方ならではの、花に纏わる歌です。
我が思い出の一首に、今話題のAIについての歌があります。
季のうたことばには、秋らしく月、月の歌についてのコメントもあります。
コラムでは小山薫堂さんのプロデュース 映画 「のさりの島」について です。

短歌結社にいると楽しい3つの理由 
1. 短歌の仲間ができる
  短歌に興味がある 仲間ができるのは大きな楽しみです。 
 リアルな仲間と出会うことで SNS では得られない 楽しみがあります。
  新年会などのパーティーや歌碑巡り などのイベントもあります。
 2.毎月仲間と一緒に歌を講評しあえます。
 3.隔月発行の雑誌にあなたの短歌が活字となって掲載される。
 

まずは無料の見学からどうぞ。
メールで詳しいことをお知らせできます。

bettymaple120@yahoo.co.jp

7月号より10首選


芽吹き前の林静けく陽だまりに一人静のしろたへの満つ

水底に過去は沈めて日を返す二転三転し八ッ場ダム

サキサキと山椒の葉を食べ青虫はみどりの香気に包まれてゐる

青葉濃く風にも色があるような五月の街ゆくマスク外して

敷き詰めた除草シートを突き破り伸びる鋭き芽に降る初夏の雨

みつ蜂の羽音まとはせ姫紗羅は満開のとき花零しつつ

宅配の若者掴まえ人生論わが人生の後悔を説く

いくたびも生死まわり身辺のにわか淋しき梅雨迎えたり

光透かす緋色の玉のゆすらうめ寂しき庭に灯りを灯す

母と幼子が浅瀬のプールにたわむれる平和はかくも愛しきものか


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