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熊本の短歌結社誌「稜 Kado」2024年5月号のご紹介
熊本の短歌好きの皆さん
爽やかな五月となりました。
今年のホタルは早いと聞いて、早速、熊本市郊外の西里地区瑞巌寺公園に行ってきました。
ほの暗い川沿いにホタルの群れが数秒灯っては数秒消えるを繰り返しお互いに同調し合ってました。
地元の西里校区ホタル鑑賞会の皆さんが、水場の足元の草を刈り、竹明りを灯し、離合できない道には赤い誘導灯で導いてくれました。
ぜひ皆さんも水の綺麗な熊本のホタルを見に来て下さい。
さて、当結社の会誌「稜」2024年5月号が出ました。
今号より二つの新企画が始まりました。
まず「巻頭詠とエッセイ歌のいずみ」です。
作者は安永蕗子の結社「椎の木」の元お弟子さんでベテランの会員です。
ウィキペディアで安永蕗子を見る
次に5月号より「皐月集評」(元山稜集)を始めました。前号評ではなく、当号の歌に続いて評をするのは、初めての試みです。
コラムは、言葉に敏感な作者ならではの「タイパ」に対するコメントのことです。
軽妙な語り口に楽しみにしておられるファンも多いことでしょう。
今号には間に合いませんでしたが、下記の全国誌に当結社の会員が東直子選の特選に選ばれています。特選はお一人ですので、これは素晴らしいことですね。
『短歌研究2024年5-6月号』 (株)短歌研究社 (著)
熊本県歌人協会短歌大会において、栗木京子選の特選2名ともに当結社の会員が受賞しています。
熊日新聞の2024年5月20日に歌が掲載されております。
さらには、熊本出身の歌人で夫の永田和宏と夫婦で宮中歌会始めの選者を務めた河野裕子さんの熊本での活動についての記事が、熊日で読めます。当結社のメンバーが地元でデーター提供に協力しています。熊日新聞記事のリンクを見る
あなたも熊本の短歌結社に入りませんか。初心者歓迎。あなたを待っています。
短歌結社にいると楽しい3つの理由
1. 短歌の仲間ができる
短歌に興味がある 仲間ができるのは大きな楽しみです。
リアルな仲間と出会うことで SNS では得られない 楽しみがあります。
新年会などのパーティーや歌碑巡り などのイベントもあります。
まずは無料の見学からどうぞ。
メールで詳しいことをお知らせできます。bettymaple120@yahoo.co.jp
今月号の巻末には、稜のメンバー10名の短歌があります
ので、以下にご紹介します。
つかまれし手首に無言の君の意志伝はりくれば風の音消ゆ
搭乗の人の哀楽胎みたる飛行機が今青ぞら航る
珈琲の苦さ残れる舌先に汝への手紙の切手をば舐む
越えて来しあの峰この峰仰ぎ見て汗の滲みたるリュックを降す
冬日さす庭に屈まり草を抜く小葉の間蕾のみえて
沈黙と愛の豊かさ〈ぶどうの樹〉の絵葉書に澄むむらさきの山
戦争も 地震も知らず悠久の波に漂ふ鴨を見てをり
すてさんの歌に知りたる朝市の通りの火らし夜空を焦がす
短歌ブーム十年前に始まりしと解らぬ歌の出始めの頃
熊本にさくら咲けると聞きし朝一心行の大桜恋ふ
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