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「名古屋をどりNEO傾奇者」2023を終えて(思いつくままに…)⑦

#本田剛文さん

11月3日がお誕生日。おめでとうございます㊗️。文化の日なので、剛文さん。明治天皇の誕生日で、もし、明治の日になっていたら、お名前が、剛明か、剛治と言う名前になっていたかも?と言う事で、だとしたら、今年のNEOでの役名も、フミ子ではなく、アキ子か、ハル子だったかも?

昨年のNEOでは、舞台化粧をし、衣裳・かつらで“小さん"の姿で現れた時、まずは共演者が、見惚れた事は以前書きました。
さらに、心中のシーンの姿になり、「ほんとに綺麗だなぁ〜」と、私は、横で"じ〜っ"と見てしまいました。
昨年、舞台を観て下さったお客様(特にファンの方々)は、姿だけでなく、声や、お芝居、日本舞踊、その表現に
惚れ惚れされたと思います。

そして今年のご出演!
お稽古場や、私たち西川流にも少し慣れて下さった事。佐藤匠さんのご出演があった事。もちろん福島彩菜さんも。ストーリーや、役柄が昨年とは全く違い、エンタメ性が大きかった事もあり、昨年に比べると、お稽古中も比較的リラックスをされていて余裕があると言う印象でした。

他のゲストさんがお休みの時は、代役もして下さり、皆があれこれ代役をする中で、気づくと、人間椅子を代役してくださっていて、家元はじめ皆で驚きました。明智さんの代役も似合っていました。

私、個人的には、昨年の日本舞踊の部分が良かったので、今年もやはりたくさん踊ってほしいと思ってもいました。 

が、特に今年輝いたのは、怪人二十面相になってからの、立回りでした。
弁天小僧のお引きずりを着ての動きなので、その姿で動きができるように、殺陣つけの時に、手嶋さんにまずお引きずりを着てもらい、殺陣の型を考えてもらいました。

できた形を伝えてもらい、本田さんは、身体や、腰をしっかり使い、着物のすそを踏む心配もなく、明智さんとの対決の場面は、もっと観たいですと思うほど、かっこよかったですよね。
日本舞踊、向いていると思います!

昨年も今年も、形が変わっても、私が感じたのは、本田さん演じる女性は、程よい包容力を持っている事。なんでも
「はい、引き受けます…」と言うしっかりしたものではなく、ほんのりとにじみ出る"受け止められる力"みたいな…。だから、座長にも、鯛吉さんも、惚れちゃうし、多分座員の若手達からは憧れられてる。人気も出る。
と言うイメージ。


女形が得意なのか?
まだまだ違う魅力を引き出されるのか?
可能性は色々あるのでは?

と今後を期待しています。
色々挑戦していただきたいです。
   西川陽子

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