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「名古屋をどりNEO傾奇者」2024を終えて(思いつくままに…)⑤

#神谷俊一郎さん
今回「名古屋をどり」初出演!
でも、「名古屋をどり三大かっこいい!」(福島彩菜さん調べ)の1人に選ばれた神谷さん。

世界的な活躍をされている和太鼓奏者。経歴だけ見ると、気難しさを連想してしまいますが、普段は、和かで、お話ししやすい方。

最初にお稽古場にいらした時に、演奏をご披露下さいましたが、これは、肩から下げるタイプの太鼓で、早打ち…。素晴らしいことは当然です。(バチがいくつにも見えるし、目が追いつかない)。

初めて大太鼓を打つことが実際にできたのは、北文化小劇場での通し稽古の時。

「千年の祈り」の前の独演は、たぶん2分ほど。しかし、あれほどの精神統一と全身集中が必要なのかと知りました。

佐藤匠さんが、Xのスペースでお話しされていたのは、たしか、この太鼓は、"怒り“の表現。

私たちの行く手を阻むのは、戦争ばかりではなく、自然の脅威もある。なので、この太鼓は、血が逆流するほどの怒りでもあり、希望を持ちたいと言う、心の叫びでもあるかもしれません。
本番の時私は、舞台そでから観ていましたが、神谷さんの体勢の凄さ!

「千年の祈り」の曲の終わりでの太鼓の音は、心臓の鼓動(たぶん)。 

破壊と再生、生命力。自然・人間の「生きる…」と言う力。今回の演目の大きなテーマである”復興“には、大地を震わせ、眠っている何かを目覚めさせるような、力強い神谷さんの太鼓はなくてはならないものだったと思います。

家元夫人の、浮辺奈生子が、映像で参加させていただく、1月25日26日・ちくさ座での、神谷さんの新作公演「ツァディク Tzaddik」も、今から楽しみです。

西川陽子

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