福娘
ー--つてなわけよ、ああえべっさんか。そんならな
「商売繁盛、笹もってこい」
それは、楽しいリズムだった。ー-それは呪いに満ちた音楽とか
誰かを否定する声でもない。それは楽し気である。
ー-ささをかう縁起物やで
「縁起物や~ほなおまえのぶんもこうてきたで小宝もこうてきたで
、、、買い食いや、、、いっぱいくうで~」
そういやぁ、匂宮のご先祖にはこの大祭でかなりおごらされたっけ
えびすさんは誰にも服を与えてくれる、福の神である。
「ほな、明日も見世物たのんだで~」
妖怪とわかれるときもそうだった「あんたはんは帰ってくるで
わいのかんがそういってるんや」
ー-まさか、帰ってくることになるなんて。
「まぁかたいこといわへんの、わいもあえてうれしいで」
ー-。お互いに転生したとはいえ、変わってないなこいつ
だからこそいいが、見世物をする軽業師と、人形師である
ー-浄瑠璃でもうり、そして独自の人形をかわせる
軽業師や、浄瑠璃の人形を作るのは、今でも開始している。
「、、、ほな、改めてようこそー-人形師の聖地にして、
ようこそええ取引相手やな。」
ー-短い間に、浄瑠璃の連中に、腕を買わせた。
「ええな、ええな、それでこそや、、、それでこそ
、、、軽業をいろどってくれんねん」
ー--お客さんが笑うあの状況を作って見せる
「そして、ええわぁ、みてみやみん鉈の思想におもろそうにわろうてくれはるやん、ええなええで」
ー-ド派手やないとおもしろない。せっかくだから人形も派手におもろく。
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