造られた者。

ー-イカロスの翼のように。神の作ったものを超えることはできない

「太陽に近づきすぎて、落とされた翼のように。
、、、あるいは、」
いいかこれだけは覚えておけ。「人形師が作るのはどこまでいっても人形だ
人じゃない、大理石でできた石像が女になることはないんだ」
そう、いかに優れた人形師であっても、義足を作ることはできなかった
木で脚を再現しても無理だった。

、、、それに、どんなにうまく再現しても人の体は造れない。
「人そのものは造れないんんだそれができるのは神の所業だ」
それを理解した、義足を作るときにはかった人体を再現して、像を作った。
それは、「、、、美しい。まるで生きてるかのようだ
、、、これが木信じられない肌の質感。」
その横で笑う、右手右足左足をなくした少女、義太夫だ。
「ありがとうございます」
そしてもう一つ作り上げるそれは注文された、神だ。
それからだいぶ時がすぎて現代オーストラリア。

、、、。その横で、演劇のクラブに入っている人間が今度発表するという
「へぇ何を」

サロメのサロメ役としてだ。デウスエクスマキナは、好むものは悲劇だ
女帝といわれる役者。
「、、、オペラをするんだろう、しかもサロメを」
「うん」
サロメを演じることになる。「、、、何の因果かねぇ」
その髪の毛は、女帝と昔よばれた女の髪
その髪は人形の髪。それは
「さぁ、演劇クラブ始まります」

ー--アテナの髪。女帝の髪の毛と姿を持ち合わせられた人形
それは南蛮の神アテナを作られた像。
「、、、っていうかなんでアテナなんだ」

その像が、悪霊を退治するそのかたわらに人形師をいれて。
「、、、まぁいいけど」
サロメを踊ってる姿を宣伝してほしいとのことだったから。
「用意したよ~ん、じゃんサロメ人形」
ー-東西の技術をもちい作った二体のサロメ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?